2018年7月24日火曜日

木々に囲まれて

森の中の生活は信じられないほどの癒やしとなる。
今日の昼食はお隣さんのベランダで。
今朝買ってきた大きなキャベツの上の緑色の葉を使った、アンチョビとキャベツのパスタ。
白ウィンを飲みながらのんびりとくつろいでいてふとOさんがつぶやいた。
こんな生活していていいのかしら。

そう、いいのです。
私達は十分働いてきた。
Oさんは女性向けの雑誌の編集長として立派な成果を上げ、名インタビュアーとしても名をなした。
もうひとりのFさんは、映画制作のプロデューサーとして八面六臂の活躍をしてきた。
ノンちゃんも人形作家として名誉ある賞(ニッセイバックステージ賞)を頂いた。
夜陰に乗じてこのnekotamaもこっそりと彼らの仲間入り。
名もない音楽家だけれど、まだ現役でいられるのは、こういう仲間の支えがあってこそ。

ベランダの前は大きな楓の木が植えてある。
秋に葉が色つくと、見事な紅葉のアーチがベランダを覆う。
昼食が盛りだくさんですっかり眠気がさして、私はソファで木を眺めているうちにいつの間にか眠ってしまった。

目が覚めて、そういえばヴァイオリンを弾いていなかったことに気がついて、ようやく練習を始めた。
お隣さんが練習を聞きたがっていたけれど、練習は聞いても面白くはない。
同じところを何回も弾き直したり、テンポを遅くして音程の修正をしたり、コンサートでお聞かせするようなわけにはいかない。
あとで練習を聞きたかったのにと言われたけれど、聞かれないでよかった。
夕方散歩に出る。
私は何回来ても迷子になってしまう。
それにしても人気はまばら。
まだ夏の休暇に入っていない人が多いのか、それとも海外に行っているのかはわからないけれど、人の気配がしない。

夕食はまたOさんの家に集まって、皆お腹が一杯でと言いながら酒盛りが始まる。
帰宅したら体重計に乗るのが怖い。
今日は焼酎にしようと意見が一致、氷がないというからコンビニへ走る。
一升瓶からコップへ焼酎が注がれ、氷を入れる。
さてかんぱ~い!
ん?この焼酎変わった味。
皆一斉に??状態。
わかったのは一升瓶は日本酒だった。
しかし、少し飲んだらもう日本酒でも焼酎でもどうでも良くなって、会話が弾む。

中年すぎの女性たちの話題は、一般的には夫や子供や孫の話。
でも「雪雀連」の人たちの話は、そこにとどまらず幅広いジャンルの会話になる。
それが一番楽しい。
時々臨時に参加する人がいても、姑の愚痴なんか言い出すとたしなめられる。
このグループはね、そんな話はしないの、と。
それで鼻白んで来なくなる人はそれで良し。
そこで会話に参加できる人は人生の楽しみが2倍になると思って良い。

明日の予定は追分のKさんの家に猫を見に行くツアーが組まれた。
参加人数4人、最少催行人数が一人だから十分条件は満たしている。
さて、5匹の猫たちはニャンと言って迎えてくれるかな。
猫見学のあとは、追分のお蕎麦屋さん「木こり」でお蕎麦を食べる予定。










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