商店街を歩いていたら盛大にころんだ。
なにをしたわけでもない。
靴の踵が滑ったのだ。
いつも安い衣類をきているくせに靴だけはしっかりしたものを選んでいた。
と言うのも、靴が合わなかったり靴底がしっかりしていないと、てきめんに腰、膝にくる。
靴はお金をかけるものと思っていたのに、最近は仕事もしないから当然収入は減る。
お腹も減るから良く食べる。
支出が増大する。
ネットの広告で、見てくれの良いサンダルが安く出ていた。
靴だけは良い物をと思っていたのに、つい広告につられて買ってしまった。
なんと5000円以下!安い!
最初に届いたのはグレーのサンダル。
履いてみると、とても心地よい。
とにかく軽い。
まるで履いていないみたい。
しかも宣伝の謳い文句にあるとおり、柔らかくて足が痛くならない。
これは良い!
いつも靴だけは高価なものを買っていたのがバカみたい。
ずいぶん無駄使いしていたんだ。
さて、見かけは安っぽいけれど、なあに、世の中は高齢化社会。
この靴の材質が見抜けるほど皆さん目が良いわけではない。
しめしめ・・・
けっこう歩いても、どこも当たらず痛くならない。
でも帰宅したら少し膝に違和感があって、それでも我慢出来ないほどではないし、愛用していた。
具合が良いからもう一足、今度は色違いのベージュ。
膝の違和感もその時だけで、もうなんともない。
今日は美容院で髪の毛を明るくしてもらった。
白髪が増えて、黒っぽいカラーだと髪が伸びたときに頭頂部が白くなって、カッパみたいになる。
みっともないからいっそのこと、灰白色に移行しようと思った。
徐々に髪の毛の色を薄くしていく作戦の今日はその第2弾。
前回は濃茶色から赤茶色に。
今回はもう少し薄めの赤茶に黄色をかけた。
次回はグレーを混ぜてと着々と白髪作戦。
髪の毛が明るくなると、華やかな色が着られる。
今回はまだ赤っぽいけれどそのうちに灰色になったら、目も覚めるようなブルーやピンクも着られる。
今日入れてもらった色が気に入っての帰り道、るんるんして歩いていたら急に天地が逆さまになって、気がつくと商店街の舗道に腹ばいになっていた。
私は転ぶときは酔っ払いとか子供と一緒で、無駄に手をついたりはしない。
見事に両手両足を伸ばして腹ばいになった。
怪我はしない。
楽器を持っているときは一瞬で楽器をかばうらしく、必ず楽器は無事に持ち上げているけれど、楽器がないときは全く無防備。
対面から来た男性がびっくりして「大丈夫ですか?」と何回も訊いたくらい。
転び方が派手なので周りの人はびっくりするけれど、本人のダメージは殆ど無い。
腹ばいで考えた。一体何が原因だったのかと。
段差のない舗装された道。
記憶を辿ると、その瞬間に確か右の踵が滑ったのだ。
そうか、靴底がやわだったからなのだ。
それに思い至ったので、一瞬にしてこの靴は捨てようと思った。
たとえ痛くならなくても軽くて履きやすくても、底がダメな靴はダメ。
今日は大丈夫だったけれど、いつ何時大怪我につながらないとも限らない。
靴は命。
私は絶対に怪我をしたくない。
5000円以下で買えて履き心地が良くて、でも靴底が滑ったらもうアウト。
最近買ったばかりの2足のサンダルは捨てることにした。
こういうのを安物買いの銭失いというんだわ。
赤い髪の色が気に入って、浮き浮きだったのもいけない。
浮足立つってこういう事かも。
赤い靴を履いて踊り狂う話はあるけれど、赤い髪で匍匐前進する話は聞いたことがない。
ところが今朝、ネット通販でまた見つけた。
赤い靴!
小さいサイズなので売れ残っていたらしく、これも5000円ほど。
Gパンを履いたときに靴が赤いとかわいい。
前から赤い靴を探していた。
これでまたお金を捨てそうな予感がするけれど、合わなければ返品すればいいので取り寄せることに。
明朝届くから楽しみ。
赤い靴履いてコケたら絶対言われるね。
「そんな赤い靴履いて、年を考えなさい、年を!」
年は考えるものではなくてとるものなのに。
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