2019年10月26日土曜日

涼しくなると

気温が下がると元気になるのはいつものことだけれど、今年ほどそれを実感したことはない。
ようやく心身ともに回復の兆しで、今朝はようやく近所の公園を一周することができた。
たくさんの犬達が集まって会議中のところに出くわした。
大型のシェパード、ラブラドール、中型の芝犬やビーグル、その他多くはチワワなどの小型犬。
およそ20頭ほどもいるかも。
中に私お気に入りのジャックラッセルテリアの姿も。

私はいつか犬を飼うのが夢だったので、中でもジャックラッセルが可愛くて第一候補に挙げていた。
ところが誰に訊いてもあの犬種はダメと言うではないか。
どうしてかと言うと、運動量の多さに加え知能犯であること、言うことをきかない頑固さがあることなどが老人向きではないのだそうで。
だいたいテリアは猟犬だから、力がある、足が速い。
これは聞いただけで、犬に引きずられて転倒しながらもお腹の脂肪のおかげで怪我もせず泣き叫ぶ自分の姿が目に浮かぶ。

犬の集団に近づいて、隙きあらば飼い主の手から離れて駆け寄ってくる犬に触りたいと思っているのだけれど、そうは中々うまくいかない。
飼い主も不審な人物を警戒して、犬のリードをしっかりと握り直す。
最近は公園内でも苦情が出るのかどうか、犬を離す人はめったにいない。
事故が怖いというのはよく分かるけれど、寂しい。
以前はラブラドールの仲良しがいて、飼い主の目を盗んで会話していたのに。

公園内では植樹祭が行われていた。
狭い上に木が多い公園でこれ以上植えてどうすると思ったけれど、どうせ又切ってしまうのだろうとバカバカしい。
我が家の前を流れる川の両サイドは草が茂り、季節が変わると鴨が来るけれど、子育て最中なのに、役所から草刈りが来て坊主にしてしまう。
最近鴨もこの川には寄り付かない。
卵を孵すこともできやしないと、鴨は怒っている。
鯉の姿も消えた。
上流の川岸に遊歩道を作ったり、なんだかんだとチマチマ手を入れる。
そのためにせっかく植えた菖蒲を引き抜いたり、川をせき止めたり、見てくればかりよくするから、生き物は居なくなる。
やるなら生き物のお邪魔のない季節にしたらどうかしら。
工事を見た姉が「あらあら、鴨が子育てできないわね」と言っていた。
鴨だけではなく、人間も子育てが難しいから少子化になる。

少しやる気が出てきたところで、久しぶりに健康診断を受けに行った。
ほんとうのところ検診はもう受けないで、病気になったらそのまま人生終わりにしようと思っていた。
けれど、頭がおかしくなってから(もう、手遅れ?)人の迷惑になるのはいけないので、そこだけは抑えておこうと思った。
母はほとんどうるさいことは言わなかったけれど、唯一「人に迷惑をかけてはいけない」といいきかされた。
私は、だいたい人は生きているだけで他人の迷惑なので、それは実行不可能だと思ったけれど黙っていた。

ひどい雨の日、こんな日なら病院なんか誰も行かないかと思ったらそうはいかない、相変わらず老人がロビーに溢れていた。
調子に乗って胃の内視鏡検査の予約をとってしまった。
そうしたら急に血圧が上がって、自分がいかに意気地なしであるかを思い知らされた。
子供の頃から空威張り、内弁慶。
ああいやだ、口から機械を飲み込むなんて。























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