2020年8月23日日曜日

夏の終りに

 毎日信じられないほどの暑さが続いた。今日はようやく気温が下がって台風か何かの影響かもしれないけれど、小雨が降っている。コロナの緊張と暑さの影響ですっかり疲れてしまった。朝食を食べてしばらくすると、又寝込んでしまった。いくらでも眠れそうな疲労感。私にとっても随分辛い夏だったようだ。

今年ほど人々が感染症に支配されたことは今までなかったような気がする。目に見えないウイルスに怯えての数ヶ月、この間に運命が変わってしまった人も沢山いたと思う。私もこんな形で自分の演奏の幕引きをするとは思わなかった。手洗いと人との距離をとること、マスクをすることくらいでこの感染が収まるならいいけれど、もっと不確かな感染経路もあるのではないかと疑ってしまう。宅急便を受け取るたびに荷物の表面は大丈夫だろうか?とか、ビルの出入り口のドアノブを触ってしまったから怖いなど、常にビクビクしていることが心を病ませてしまったようだ。とても疲れている。

疲れている上に生きがいだったものができなくなって、こういうときにこそ必要な心のケアができない。仲が良い家族、友人、恋人などがコロナのおかげで会えなくなるなんてことも沢山あったのではと思う。いつも幸せ感いっぱいだった私もまいったまいった!たまに家に人が来てくれるとその時だけは幸せだけど、帰ってしまうとがっかりして又根暗になる。かと言って帰さないために猫のケージに押し込めることもできないし。

肩甲骨の痛みはだんだん取れてきて、肺炎ではなかったのでホッとしている。こんな痛みごときでも心配でたまらなくなるほどなので、万一熱でも出そうものなら一大事。毎日の検温では常に36度台の前半を行ったり来たりで安定しているけれど、風邪でもひいてそれ以上の熱が出たら心配のあまり発狂・・・とは大げさだけれど、そのくらいの気持ちになりかねない。

夏が終わって涼しくなるとウイルスはもっと元気になってしまうと聞くと、もうこれ以上勘弁してくださいよお願いしたい。人はこの自然界で一番えらいのは自分たちだと思っている。けれど、実際はこんな小さなウイルスに人生狂わされるくらい影響を受けるのだから、ちっぽけなものだなあと思う。

熱中症も心配なのでスポーツ飲料を炭酸水で割って冷蔵庫に置いてある。それも飲みすぎているらしく、少し手や顔にむくみが出ている。何事もやりすぎるので、ちょっと飲み過ぎと反省。コロナか熱中症かどちらか一つにしてほしい。

体がだるくて心が暗いのはうつ病になったのではないかと、それもまた心配のタネ。自分がこんなにマイナー思考だったとは今まで知らなかった。いつも仲間が支えてくれていたのがよくわかった。その仲間たちと会えないのが諸悪の根源なのだ。友人はありがたい。

今医療現場で必死に働いている人たちがいるのに、家でくよくよしているのは全く非生産的行為だと思うのに、これで外に出てうかつに感染でもしたらもっとはた迷惑。何もできないし、しないほうが良いと言うのは、ああ、じれったい!いままでこんなになにもできなかったことってあるかしら?さすがの私も、ナマケモノの生活を夢見ていたこの私も、我慢は限界にきているかも。とうていハシビロコウになれないということがよくわかった。ナマケモノもハシビロコウも偉い!あんなふうに悟りきっていられたら感染症のほうが呆れて立ち去ってくれようものなのに、人はばたばたして事態をますます悪くする。来世は最初からナマケモノに生まれてこよう。

暑いときにこそ必要な森の中の生活も、仲間たちとそこで楽しく暮らそうと思って手に入れた家も今年は殆ど役にたたなかった。皆移動中のコロナ感染を恐れて、だれも来てくれない。万一のことを考えると、こちらから誘うのも気が引ける。結局猫と私だけが森の空気を満喫、しかし心は楽しまない。来年果たして楽しい生活が戻って来るのかどうか。

愚痴は際限なく続きそうなのでこのへんで。自宅で鬱々としている人におすすめは書くこと、ちょっと気が晴れるのでやってみたらいかが?











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