2020年8月5日水曜日

感染者への誹謗中傷

ネット上で、新型コロナウイルスの感染者のブログなどにひどい書き込みがあるらしい。
これは驚き!
だって、感染した人が故意にウイルスを飲み込んだみたいじゃない。
ブログ主は、自分の体験が少しでも世の中の人の役に立つようにと投稿しているのだ。
それを死ね!とか書き込み、個人特定して無言電話を一晩中かけてくるとかいうことがあるという。
こんな理屈もへったくれもない悪口を書き込める人って、すごい恥さらしだと思いませんか?
ま、私も安倍さんに悪口雑言浴びせていたけれど、それは相手が公人と私人の違いであって、政治に対する批判は当然公にしても構わない。
それに対して本当に個人的な情報をわざわざ調査までして個人を特定したりするのは許されない。
もう完治した人のところでも電話が鳴り止まないという。
なんだか情けないこと。
それに病気に罹るのは不可抗力。
もちろん家庭内に居られる人は、なるべく家にいて感染を避ける。
仕事場に行かなくてはならない人は、いつどこで感染するかわからない。

電車に乗って外出するのはなるべく避けているけれど、たまに電車に乗ると感染の危険は至るところにあると思う。
エスカレーターの手すりとか電車の吊り革とか、触らないようにしても急停車などの時には反射的に掴んでしまう。
特に私は下り階段で手すりに頼らないと危険極まる。
右足首がうまく動かないせいで、転落の危険かウイルスの危険か選択するときには、転落回避を選ぶ。
触ってしまった手はあとで消毒すればいい。
けれど、すぐに忘れてしまう。

それで駅構内を歩いてデパートに直結するような場所なら、デパートに入って、もうしわけない!消毒液をこっそり使わせてもらう。
これも窃盗のうちに入るのかしら。
デパートで買い物をすることはめったに無いので。
池袋の西武デパートで、入口に立っていた人から消毒ありがとうございますと丁重なご挨拶を受けて後ろめたい気持ちになったことも。
店に入るときは最初に消毒、出てくるときも消毒。
店側にすれば、入る時の消毒は店のためだから許せるけれど、出るときには”お客様、ご自分の消毒グッズをお使いください”と言いたくなるのでは?
膨大な消毒液の使用量に違いないので。

それでもまだ感染の危険は至るところにあると思っている。
時々マスク無しで喋っている人も見かける。
誹謗中傷の書き込みをする人や人混みでマスクをしない人は、自分が感染しないとでも思っているのだろうか。
もし自分が感染して病院のベッドで苦しんでいるときに、お前が悪いと言わんばかりのことを言われたら、情けなくて泣くでしょうが。
日本人よ、どうした?
こんな国民性でしたっけ?
大震災の時の絆や助け合いの精神は何処へ行ったの?
それもこれも安倍政権が無策なため。
おっと又悪口言ってしまったぞ。

ネットの書き込みなどを見ていると、それはそれはひどいものがある。
でもそういうこともあるという前提で読むと、時に心から同情する人などもいてホッとする。
しかし、コロナ感染は、もはや個人の努力だけでは収まらない領域に入っているようだ。
それを中傷するなどということは、絶対自分はかからないという自信があるということなのか。
かからない自信があるなら、医療関係者のお手伝いをボランティアでやってもらいましょう。
廃棄物の後始末とか、いくら手があっても足りないと思うので。
もっと驚いたのは、医療関係者とその家族に対する差別があるそうで、呆れたを通り越して泣き崩れそうになる。

先日テレビで見たのは、デブのお騒がせユーチューバーがいて、コロナ感染しているのに山口県などにまで観光して歩いている動画を発信していた。
ひどい咳と多分熱まであるのに、各地の自分のサポーターなどに会っていたので、こんなのはもう、なにをかいわんや。
これは首に縄つけてしょっぴくレベルの迷惑さだけれど。
おかげでこんな迷惑ユーチューバーの名前まで覚えた。
けれど、あっという間に忘れる特技があるので助かった。
覚えたくもないし、こんな人の動画は見たくもない。
面白くもなんともないのに、呆れたことに見る人がいるというから摩訶不思議。










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