2010年6月13日日曜日
ヴィオラ
教室の生徒さんたちの発表会。もう、16年目に入って以前はドキドキだった人たちもすっかり貫禄がついて、技術も度胸もついてきて、なかなか、良いコンサートになった。今回は前回と期日が近くて、仕上がりが間に合わなかった人たちや、仕事の都合で出られなかったり、いつもよりは少ない人数で、その代わり、落ち着いた雰囲気で仕上がったと思う。いつもはヴァイオリンで伴奏するのが、諸般の事情でヴィオラを弾くことになった。いつもは、部屋の片隅でケースに入れられて半睡状態のヴィオラがたたき起こされて、寝ぼけ眼で会場に向かう。ずっと寝ていたので、目覚めるのに時間がかかる。しばらくするとゴウゴウ鳴り出す。そこが楽器を鳴らす醍醐味と言える。もともと、ヴィオラが大好きで若い頃は(今でも24歳だけど・・うそだい・・と言ったのはだれ?)ヴィオラでの活躍も多かった。ただ、体が小さいので体、特に腰に負担がかかる。それで、ヴィオラを弾くのは断念していた。今回拠ん所無い事情で弾くことになって、やはり、ヴィオラはいいなあと思う。ヴァイオリンとチェロにはさまれて、中間の冴えないポジションで、あっちに付け、こっちに引っ張られ、自己主張する場もほとんど与えられず、さまようようでいながら、意外としぶとく存在感を示す。中低音のなんとも言えない艶っぽい音。ヴィオラはキャアキャア騒ぐ若い子ではなく、熟女の色気がある。いつもは体が小さいことを気にしないけれど、馬に乗る時とヴィオラを弾く時は、もう少し大きく育てばよかったのにと思う。性格的にもヴィオラ弾きの性格に近い。どんな性格かというと、インターネットでVIOLA JOKEを検索してみてください。ヒドイ話ですが、たまらなくおかしいから。ただし、じっさいに弾く人でないと、意味不明のところがあるかもしれない。
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