2010年6月21日月曜日

世界万博?

今日は綺麗なところへ行く、とKさん。ほんとかなあ。バスで1時間半。なるほど、花が綺麗に植えられたテーマーパーク様のところで降りた。入場すると、世界博と称してフランスの庭園、韓国の庭園、タイの庭園などなど、でも、日本の庭園は案内の表示だけ。どこにもない。それぞれが、どうも首を傾げるようなチャチさ。例えば、池から岩が突き出ている。その岩は薄い岩を何枚か組み合わせ針金で縛ってある。普通針金は見えないように隠すでしょう。でも、ギリギリ巻いてあるのが丸見え。ほかにも岩山だと思うとハリボテ。ところどころに穴が空いている。うっかり信用して乗ったら、落ちるかも。睡蓮の咲いている池に出たから、本物?と聞いたら顰蹙を買った。それは本物だった。でも、木にリボンが意味もなくまいてあったり、そのまき方がものすごくいい加減だったり、流石に大雑把な私でも、ため息が出た。プラネタリウムのある建物の標識が出ていたので、喜んで行ってみたら、修理中の看板。とにかく広いから、そこまでどれほど歩くことか。なら、入り口にかいておけっつうの。気の小さい日本人はイライラ。中国の庭園は流石になかなか良くできていた。かつての中国・・・文明が栄え、見事な文化花開いていた優れた国民が、今カネカネと言って狂乱している。悠久の大地にどっしりと構えていた人々が、意味もなく走り回りホコリにまみれ・・・
でも、面白い。ものすごいバイタリティー。日本人は負ける。その夜は疲れ果てぐっすり眠った。次の朝、バスで空港へ、瀋陽に別れを告げた。成田で車を受け取って、一路自宅へ。日本のなんと静かで寂しいことか。日曜日のせいもあるけれど、ヒッソリとした街、人気も無くシルエットのように薄暗いビル群。安定した時代が続くと,品は良くなるけれど、エネルギーは減少するみたい。又行ってみたくなる、中国は不思議。

2 件のコメント:

  1. 古い邦画─といっても無責任モノ辺りだけど、これは本当に日本ですかという位活気に溢れている
    そもそもセリフが早い(!)押しは強くいい加減…又何よりも会話が多いのには新鮮な驚きがある(最近の邦画は会話が少ないですね)
    当時のニュースを見てもまるで映画の中の様。多分中国は当時の日本の様な雰囲気なのだろうか。上り調子の時はどこもそうなんでしょうね

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  2. 本当にすごいですよお。車道も歩道もグチャグチャ。声がでかい。行儀が悪い。でも、今朝散歩していたら、小学生の群れに出会いました。みんな、下向いてボンヤリ歩いてました。日本の将来大丈夫かなあ。

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