2010年6月4日金曜日

ドライヴその1

今日久しぶりに環七を走って思い出した。運転免許をとってすぐ、この道を走った時の事を。
四方をトラックに囲まれ、大きなタイアがちょうど窓の高さにあって、ものすごく心細い思いをしたことを。    オーケストラに入ってまずしたことは、運転免許をとること。とてもスムーズにとれて、すぐに友人から赤いパブリカ(トヨタ)を譲ってもらった。小さくて可愛らしい車だったけれど、困ったことに、空冷で音がうるさい。買ってすぐに走ったのが環七。よくもまあ、ノコノコと出かけたものだ。当時オーケストラの練習場が大久保にあって、そこまで行こうという魂胆。しかし、当時の車はオートマなんてほとんどなかったし、ファーストギアがシンクロされていなかったので、しょっちゅうエンストした。あちらこちらでエンストしている車を、見かけたものだった。私も思いっきりエンストしながら,のそのそ・・・いや、最初からスピード狂で、教習場でもよくしかられた。ようやく、練習場についた。帰り道、心配した同僚がこっそりあとをつけてきたそうだ。青信号なのに発進しない車がいるから、だれかと思ったら私の車だったそうだ。当時は今よりずっと道が混んでいた。バブル景気の前で、日本が急上昇している頃だったから。ちょうど今の中国みたいに。   車を買ったからには、演奏旅行に車で行きたい。車族に頼んだ。旅行に車で行きたい。すると、その車じゃダメ。新しい車を買ったら連れていってやるよ。言ったほうはまさか、私が新しい車を買うとは思っていなかった。でも、そう言われた私はすぐにトヨタに行って、新車を買ってしまった。それは、初代カローラ。出たばかりのカローラに乗って、颯爽とエンストしながら乗りつけた私を見て、真っ青になった車族。約束でしょう。連れていってね。

2 件のコメント:

  1. 免許は随分と昔にとったのだけどその後一度も車に乗っていない
    旅先で先ず何をするのかというと美味しい料理と美味しい地酒…これでは危険だと早々に諦めちゃった

    返信削除
  2. 車は乗らないですむならそれに越したことはありません。私もお酒を我慢してツマミだけ。情けないこともたびたびです。酒なくてなんのおのれがさくらかな。でも、車も好き。欲張りですねえ。

    返信削除