2011年11月16日水曜日

フランツ リスト室内管弦楽団

オペラシティーコンサートホールにて。昼間自転車に乗ってルンルンだったと思ったら、夕方になって微熱が出てきた。風邪のひき始めらしい。行くかどうか迷ったけれど、魅力的なプログラムにひかれて行ってきた。ハンガリー狂詩曲6番、ソプラノ独唱が入って、リストの歌曲、モーツァルトのディベルティメントK.136 、ソプラノ独唱ラフマニノフ、リストの歌曲で前半終了。
後半は日本人ヴァイオリニストの佐藤俊介のソロで、パガニーニのヴァイオリンコンチェルト2番、3楽章がカンパネラの名前で知られる。そしてブラームスのハンガリー舞曲を3曲、最後はリストのハンガリー狂詩曲2番。
この弦楽合奏団は(管弦楽団ではなく、今回は(?)弦楽器だけ)リストの名を冠するだけあって、さぞや腕に覚えのある人たちだろうと思ったら、まさしくその通りだった。テクニックもさることながら、音質がまるでベルベットのような響き。独特の厚みのある豊かな音色に感激する。日本人の佐藤俊介が楽器を引っ提げて(文字通り楽器をぶらぶらさせながら)出てきたときに、徳永二男を彷彿とさせた。背格好、髪型、態度がよく似ている。もしかしたらお弟子さん?空恐ろしいほどのテクニック、もう日本人のレヴェルもここまで来たかと感慨深い。もっとも今世界のコンクールの上位入賞者は日本人だらけ。みなこのくらいうまいに違いない。今日はさすがに眠くならない。最後までしっかりと聴かせていただきました。

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