2011年11月11日金曜日

人間ドック

今日は待ちに待った楽しい検査の日。今日の胃カメラは何味かしら。バナナ味?チョコレート味?鼻歌交じりで雨の中お出かけ・・・とはいきません。第一朝ごはん抜きというところが気に入らない。朝はわたしの一番好きな食事タイム。なにを食べてもおいしい。それを抜くなんて。病院に着いた頃には空腹で倒れそうだった。初めに受付で看護師から書類のチェックともろもろの注意事項を聞いて、医師の問診を受ける。もう一人同年代の女性が一緒に受けるようだ。私たちの世話をしてくれる看護師はいかにも真面目そうで、少しとろい。見ていると手際が悪く、それだけで血圧が上がりそう。「年齢は**才で構いませんか?」と聞かれたから「構うけど事実だから」と突っ込むと困ったように笑っている。ああ、あんまりおちょくってはいけない相手だと気が付く。もう一人の人が血圧を測ろうとしたら血圧計が作動しない。すぐに別の器械にすればいいのに、何回も同じ器械で試している。違うのがそばにあるのに。結局違う器械を使うことになった。診察室に入ると、よれっとした風貌のドクターが「お腹が太ってるね」と言う。ムッとして言い返す。「失礼ね」思わぬ反撃にドクターは少したじろいでやや丁寧な口調になる。初めはお決まりの採血、採尿、お腹のエコー検査やマンモグラフィーなど・・・そして待ってました!胃の内視鏡検査。以前受けた時にはあまりにド下手な操作にのたうちまわった。今回は鼻から通すことにしてもらって、でも鼻からも辛ければ、喉にすぐ切り替えてもらいたいとわがままを申し入れておいた。来る看護師が皆、鼻がだめならすぐにのどにしますからね、と優しく言う。この病院は全国の入りたい病院の上位にランクされる。スタッフ全員が優しい。以前の内視鏡の操作をした人を除いてだけれど。私のすごいところは喉に麻酔されてもなお、空腹感は消えないというところ。(なんの自慢?)お腹すいたなあ。きっと胃カメラもおいしいに違いない。始まってみれば前回とは雲泥の差。スルスルとカメラは胃の奥深くに潜入。しかし、内部に怪しい個所あり。組織検査を受けることになった。「限りなく100パーセントに近く大丈夫だと思う」と言われたけれど。乳がんの時もそうだったから、あまり信用はしていない。大騒ぎしたおかげで担当医は慎重に操作してくれて無事終了。あとは脳のMRIと胸のCTスキャンで終了。さっきまでと鈍くさいと思っていた担当の看護師もよく見れば中々きびきびしているし、初め好印象ではなかった同行の患者さんもきれいな人に見えてきた。そして、再び診察室に戻る。この先生だけはどう見てもやっぱりさえないなあ。白衣の前が薬品かコーヒーか知らないがしみだらけ。だらしなく椅子に腰かけ野太い声で偉そうに喋る。最近足がつったことを話すと誰かに助けてもらえというから、ネコでは何の助けにもならないと言ったら面白そうに笑った。あら、笑うとちょっといい感じじゃないの。わかってるのよ太り過ぎって。でもいきなり言われたから猫パンチを繰り出したってわけ。
最後に遅い昼食を摂る。この病院は食事もおいしい。食べ終わったら疲れたけれど、すっかりご機嫌で雨の中を帰ってきた。

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