2011年11月20日日曜日

関東学院大学オーケストラ

関東学院のオーケストラとは数年のお付き合い。今月27日、新逗子の渚ホールで定期演奏会があって、今年も演奏のお手伝いをすることになった。昨日、今日とリハーサルに参加した。昨日は車を運転していても恐ろしいほどの悪天候。雨がフロントガラスに激しく叩きつける。高速道路上も水が溜まって、排水が間に合わないほど。そのおかげで休日の渋滞がなかったのが唯一の救いだった。キャンパスに入ればいつものように、明るく可愛い生徒たち。おそらく大学の中でも屈指の礼儀正しさではないかと思われる。いつでも誰かが役に立とうとして声をかけてくれる。今どきの若者はと言って嘆く言葉はここでは通用しない。授業が終わって暗い廊下を、迎えにきてくれた学生と歩いてリハーサルの部屋へ行くと、次々に挨拶が飛んでくる。しかも、ここの学生たちは目をまっすぐに向けてくる。それが心地よい。プログラムの最難曲はシューマンの「ピアノ協奏曲」 この3楽章は特に合わせるのが難しく、プロのオーケストラでもしばしば破たんが起きる。これがはたして大丈夫だろうかと懸念していたが、思った以上に上手く合わせていたのにホッとした。合宿や日頃の長時間の練習の成果らしい。
今朝は昨日の悪天候が嘘のように晴れ渡り、台風一過を思わせる暖かい一日となった。こんな日は金沢八景にあるこのキャンパスは特に気持ちがいい。プログラムのメインであるベートーヴェンの交響曲第7番。「のだめカンタービレ」で一躍有名になったので、最近の学生、アマチュアオーケストラでは人気が高い。秦野の西湘フィルも次のコンサートはこの曲に決まった。それはさておき、関東学院のオーケストラの歴史はまだ7,8年。それでここまでこぎつけたのは指導の先生たちの実力と学生たちの努力の結果。時には10時間もすると言う驚異的な自主練習時間の量にはビックリする。それで留年なんかしている親泣かせも中にはいるのでは?早稲田や慶応の伝統あるオーケストラにはまだかなわなくても、いつか歴史を重ね肩を並べてくれることを期待している。

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