2011年11月13日日曜日

集約すると

今日は弦楽アンサンブルの指導が6時に終わり、2駅先のレストランに「雪雀連」が集まっているというので合流することにした。年に1,2回、スキー用具をコーチの小川源次郎先生に選んでもらうために、この時期に集まっている。選考会が終わると先生を囲んで食事をしながら、スキーの話題で盛り上がる。今年は会長の山田さんが前立腺の手術をしてみんな心配したが、80歳の高齢にも関わらず艶々と元気そうな顔をしている。今年も夏はまたニュージーランドに行くそうな。小川先生は稀代の変人で、初めてお目にかかった時はスキーの話題以外、何一つ通じないくらい凝り固まっていた。今でもそうだけど、「雪雀連」のコーチとして毎年指導をしているうちにすっかり懐柔されて、人間的にも普通人に近ずいてきた。雪雀連の皆は、自分達が彼を世間並みに育て上げたと思っている。小川氏も自分が雪雀連を上手くしたと自負している。お互い様。ところでスキーの技術論を聞いていると、なんとヴァイオリンの演奏に通じることかと思う。なんでもそうだけれど、余分な力を入れずに自分の体重や腕の重みや、要するにその技術にとって必要なことに対してのみ、力をそこに集中すればいいのだから、当然ほかの部分の力はすっかり抜けていなければならない。ほかに力が入ると力は分散されて、肝心な部分に重みが加わらなくなる。それをするためにどれ程みんなが苦労することか。力が抜けた時、初めて必要なパワーが得られる。そこに到達するまでの道のりは遠い。スキーもヴァイオリンも、もちろんほかのなんでも、脱力が最も大切な課題として集約されている。

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