2011年11月17日木曜日

ノラはどこで寝ているの?

暖かいうちは毎日我が家の駐車場で過ごしていたノラがこのごろあまり姿を見せなくなった。朝早く駐車場に行ってもいない。日が高くなって気温が上がってきたころ、やっとご出勤となる。どこかで餌をもらっているらしく、最近はよほ好物でないといやいや食べる様になってきた。今日は奮発して鶏肉をあげたら、それは久しぶりに興奮状態で食べていた。寒くなったら入れるようにと、段ボールにフカフカのベッドを入れたものを物置に入れて置いたのに、そこでは暮らしていないようだ。うちに居付き始めたころ、余計なことをする人がいて、餌をやりに入ったりしたものだから、やっと警戒心を解き始めたところだったのに、驚かせてしまったようだ。一度餌をやって逃げて行くおじさんを見つけて、やめてくださいと注意してからなくなったけれど、本当に余計なことをしてくれたお蔭で、私にまで警戒するようになってしまった。もう少しで家までついてくるところだったのに。それでも、ついてこられたらそれも色々大変だと思うけれど、この寒空に震えているかと思うと、先住猫との争いもほんのひと月もすれば収まるから、我慢しようと思っていた。色々苦労したらしく、人間に対する警戒は相変わらず。でも、金網越しなどで安全だとわかっていると、じっと優しい視線を向けてくる。こんなに毎日餌をやっているのに、少し悲しくなる。もう少しこの地域の人たちが優しくて、ネコのいる生活をおおらかに受け止めてくれたら、こんなに苦労はしないだろう。トルコでは猫が可愛がられていて、道のそこここに猫が寝ていた。大きなトルコの男たちが、髭面で無骨な連中が、ネコの頭を優しくなでて通りすぎる。見ているとたくさんの人がそうしていく。イスタンブールの猫は幸せなのに、こちらのノラはかわいそう。

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