2012年3月30日金曜日

そろそろ桜咲いてくれないかなあ。

切実な願い。4月1日は我が家恒例の大お花見大会。毎年30人くらい「雪雀連」を中心に、うちの2階は大賑わいになる。今年ほど桜の予想が外れたのはいままでなかった。いくら遅くても半分は咲いていた。去年今年は予想外が多すぎる。あと余すところ2日。今日、明日もなんだか寒そうで期待が持てない。となると開催してからウン十年のうち、初めて花の咲かないお花見大会になる。家の前の桜並木が見事なので始めた大会も、毎年となるととても大変なことが多かった。特に私は休日に仕事のことが多くて、休日でないとダメな一般の人との兼ね合いが難しく、毎年日を決めるのに苦労したけれど、今年のように花の咲かない年は一回もなかった。仕事が忙しく花見の準備をするのは本当に大変だった。30人分の料理とお酒、買い置きできるものは一週間くらい前から徐々に買い置きをして、生鮮食品だけは当日に買う。それでも料理して盛り付けて、皆さんがちらほら集まる頃にはすべて準備が整って、私は澄まして座っていればいいようにしておく。今はヒマになって大したことではない。でも、連日仕事に明け暮れていた頃には、いつ買い物に行っていつ料理をして、もう、頭の中はごっちゃになってしまった。それでも毎年楽しみにして来てくれてご機嫌で帰って行く人たちを見ると、どうしてもやめられなかった。後片付けの大変なことはいうまでもない。ビール、ワイン、日本酒とどんどん飲んでいくから、その都度グラスが替わる。だからちゃんとしたグラスを出すのは最初だけ。あとは捨てられる紙コップなどを使用する。それでもみんなが帰った後には山のような洗い物が残る。これを片付け終わるのが午前2時ころまでかかる。次の日早くから仕事があるときは泣きたくなる。でも、そうやって苦労したからこそ沢山の素晴らしい友人たちに恵まれている。「雪雀連」は驚くほど多士済々のグループで皆さんその道のエキスパートたち。見たところ皆地味でそんなすごい人には見えないので、外からは冴えないおじさん、おばさんの集団かと思えるがさにあらず。初めてグループに参加した人はちょっとバカにすることが多い。なんだ、冴えない人たちだなあと思うらしい。メンバーも一切自分のことを自慢したりしない。そのうち判ってくると、おおっ、おそれいりました、てな具合になる。このグループに加わってから長い間、私も誰が何をやっている人か知らないで一緒にあそんでもらっていた。そのうちに、徐々に話の中で知って行くにつれて、まあ、なんて素晴らしい人たちだったのかと驚嘆している。今でもほとんどの人が現役で活躍中なのも凄い。しかも80歳を超えてもちゃんとスキーを滑る。長距離をものともせず柔軟に早いので、若い人たちでも追いつけないことが多い。一時期50人を超える参加数を誇っていたが、最近は10人足らずの昔からのメンバーで遊ぶことが多い。でも残ったのは初めからのメンバーというのも面白い。途中で参加してしばらく来ていても、会話や雰囲気が合わなくて休会になってしまう人もいるけれど、初めからのメンバーは軽妙洒脱、偉ぶらない、人のことに口ださない、心底楽しむことを知っている人たちが残り、そういう人はやはり仕事も一流。いつも遊んでもらえることに感謝している。

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