2012年3月12日月曜日
火事
上野でコンサートのリハーサルがあって帰宅したのは22時過ぎ。夕刊を読んだりノラに餌をやったりしていた。しばらくして外でサイレンの音がけたたましく近付いてくる。2階の窓から外を覗くと、まさに自宅の下を消防車が通過していった。すぐにもっと外が見渡せるほうの窓を開けてみると、わーっ、火事だ。私の家は川沿いにあって、その対岸の斜め向かいがわの奥の方から真っ赤に火柱が上がっていた。ちょうど建物の裏になっていて良く見えないけれど、かなり大きなマンションが燃えているようだ。時々爆発音も聞こえる。火柱と火の粉がかなりの高さまで上がっていて、次々と消防車が到着する。その数はこちら側だけでも10台は超える。もっと近くには当然沢山の消防車が行っているのだから、20台を超えているに違いない。これほどの数の消防車が来ていながらやっと火柱が消えて、真っ黒な煙が出るようになるまで、40分近くかかった。それでもまだ時々火の粉が舞ったり、火柱も上がったり、中々消えるものではなかった。一軒の消火にもこれほど時間がかかるのだから、万一大地震が発生して火災にでもなったら、消火は絶望的になるだろう。もしそんな時には、まず楽器を持って逃げる。猫たちは自主避難してもらう。書類などはひとまとめにしておこう。でもパソコンは持っていけないから、燃えてしまったらどうしよう。いままでのデータは全部亡くなってしまうのかしら。このnekotamaも消えてしまう。地震で助かっても火事からは逃れるのは難しい。いまから心配しても仕様がないけれど、こんなに不安定な世の中になってしまったのはいつごろからか。だから人間は不必要なまでに欲張ってはいけないと言うことを、この一年まざまざと実感している。今日の火事で焼け出されたお宅にけが人はでなかったのだろうか。どうか命だけは助かっていてほしい。燃えてしまったものはあきらめられるけれど、命が無ければお終いだから。
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返信削除相変わらず書き込みにくいブログだ。
さっき書いたコメント消えちゃったよ。
yamasei