2013年3月10日日曜日

ドレスの着こなし。

日本アカデミー賞の授賞式に出席した女優さんたちのドレス姿の写真を見て思ったこと。日本人の中でもトップクラスの美しい人たちなのに、なんとも垢抜けない。たぶん有名デザイナーの作品だと思うけれど、髪型や歩く姿がいけない。今やスタイルや姿勢も海外の人に負けず劣らず良くなっているのに、なんだか表情が暗くてドレスが身に付かないのはどうしたわけ?特に首が前に出て顔がうつむき加減なのがいただけない。スタイルがいいので露出過剰な人もいるけれど、欧米人に比べて淫靡な感じがするのは、本人がそれを恥ずかしがっているからではないか。欧米の人たちは元々肉体に対しての羞恥心が薄いのかもしれない。露出してもスポーティーで嫌みがない。若い人は女優さんといえども毎日イブニングドレスを着ているわけではないので、いかにも着馴れていないという感じがする。それにしても一般人よりは美しいし着るチャンスがあるのだから、もう少しすてきに着こなしていただきたい。借り物の衣装の様な印象を受けてしまう。体にまといつくように見えないで、衣装だけが浮き足立って見えるのはどうして。たぶんすごくお高いブランドものだろうに。高いブランド物に中身が追いつかないともいえる。髪型もなんだかやぼったい。しかも黒いドレスが多い。まるでカラスの集団のようだ。周りにプロのスタイリストが沢山いるのだから、なんとかならないものかしら。さすがに吉永小百合さんは凜として美しい。心の持ちようが人よりも強いからか。そうなると着こなしよりも生き方の問題になってくる。樹木希林さんのちょっと着崩したような着物姿もすてき。結局本人の魅力と外側の衣装がマッチしなければ、どんなに着飾っても魅力的ではないといえる。

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