2013年3月19日火曜日

早すぎる開花

我が家の恒例の大お花見大会は、毎年3月の最終日曜日か4月の第一日曜日と決まっている。今年は3月31日、すこし早すぎるかと思っていたら、とんでもない、もうちらほら咲き始めている。これで31日まで保ってくれるだろうか毎年開花の時期を読むのに苦労する。もっとも我が「雪雀連」の人たちは別に桜が見たいわけでもないらしい。お花見と称する飲み会が目当てだから。花は咲いていようといまいと関係なく、私という花(ドライフラワー?)を見に来てくれるのだ。本当のところはそうではなくて、お酒のにおいにつられてくる。数十年続くこのお花見はなぜ私が主宰かというと、うちの前は見事な桜並木で、二階の窓は特等席。夜に入っても、センスの悪い提灯に火が点って、ぼんやりと浮かぶ花影は恐ろしいほど美しい。提灯はなんとかならないものかと思うが、商店街の人たちが自分たちの店の名前を年一回思い出してもらおうと、せっかく掛けてくれるので我慢しよう。今まで開花時期を読み違えたことはあまりなくて、ここ数年はヒットばかり。今年は3月では早すぎるかと思ったが、もしかすると遅すぎたかもしれない。今後の気温の変化によっては、当日は葉桜なんていやな予感もする。もうワインは届いているし、早くもビールを送ってくる人もいる。毎年スキーの先生からお酒が届くけれど、ご本人は一度もみえたことがない。この時期は立山の山開きの準備があって忙しいらしい。お酒を送ってくれる上に酒の肴になって話題を提供してくれる先生は、いい人だなあ。もっともこの席に先生がいたら、話題はスキーのことだけになってしまうので、皆辟易するに違いない。先生には、来年もお酒を送ってもらえるように、くれぐれも遭難などしないように祈っている。

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