2013年10月11日金曜日

一騒動

明日から八ヶ岳音楽祭のオケの練習が始まる。私はせっかちで心配性だから、たいていの仕事は前の日の夕方までに到着するようにしている。当日出かけて渋滞したりすると、必要以上にはらはらして疲れてしまう性格なのだ。今夜宿泊先に到着して現地の人達と夕飯を一緒に食べるか、一人でゆっくりどこかで食事して夜に宿に入るか、その辺はまだ決めていない。午前中練習を終えて携帯を見たら音楽監督からの着信記録があった。もう2時間以上前の着信なので慌てて電話すると、ヴィオラに一人欠員が出来たので、何とかならないかという話だった。最初の練習は明日午後。今からでは間に合う人はいそうもない。だからといって当日だけ来て通し稽古と本番というのもよろしくないという。それはそうだけど、今日探してどうにかなるかしら?心当たりの数人は全員都合が悪い。しばらく考えていて、そうだ、あの人は?と思いついた。私の同級生でヴァイオリン奏者だがヴィオラも達者なFさん。初見も強いし、間違えないので有名な人だった。みんなが彼女を見ていて頼りにしていた。私たちの年代はそろそろヒマになってきているので、もしかしたら空いているかも知れない。電話をしてみると、いきなりの話で心の準備ができていなかったから初めはちょっとためらっていたけれど、困っていることを話したら快く引き受けてくれた。たまたま、本番の次の日に青木湖に遊びに行くそうなので、近い(?)からいいんじゃない?などとプッシュして、ついに承諾してもらった。本当に助かった。こんな間際に頼まれてさぞ迷惑だったと思うけれど、私と会えるというのですごく喜んでくれて、私も頼りになる人が来てくれるので心底ホッとした。彼女はこれから大忙しで準備に取りかかるのだろう。幸い今年の曲目はブラームスの2番のシンフォニーとモーツアルト「魔笛」の序曲なので、今までにも演奏経験があるはず。もう一曲モーツアルトの「戴冠ミサ」にはヴィオラが編成にないので、他の人達が汗かいて練習しているときに遊んでいられる。八ヶ岳を見ながらお散歩なんてすてきだなあ。しかも他人が苦労しているときに。うひひ。初めての曲や、おそろしく難しい新曲などだと苦労するが、オケの定番とも言える曲だから初見ではないと思う。それもラッキー。さてそろそろ出発します。中央高速はこんな晴れた日には本当に気持ちがいい。










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