2013年10月16日水曜日

休日はおしゃべりで

10年に一度といわれる大型台風が過ぎ去った今朝、246号線を西に向かって走ると雲の切れ目から群青色の山々が顔を出している。太古から人々はこの様な山を見て美しいと感じ、神々が住むと崇め、歌に詠んできたことが身近に感じられる。私は人に言わせれば非常に原始的人間であるそうで、感性、行動ともに信じられないほど単純であるという。だから山を見ると神が感じられるのはそのためかとも思う。
この数日は非常に緊張し、人との出会いや旧友との親交、そして演奏の楽しみを満喫して来た。そしてそれらが過ぎ去った今日は、それにふさわしい嵐の後の青空、穏やかな日差し、気の合う友人とのおしゃべりがなによりも楽しい。話題も知識も豊富な人と数時間お茶とおしゃべりを楽しんで、この数日の緊張をほぐし次なる仕事にとりかかる心の準備が出来た。それにしても昨日の台風は風雨ともに列島に甚大な被害をもたらしたというのに、私は台風が来たことを全く知らない。昨夜は11時頃就寝。そのときにはやや強い風が吹いていたものの、雨はそれほど強くなく、今朝目が醒めた時にはすでに過ぎ去っていた。よほど熟睡していたとみえて一切台風の音はきこえなかった。
他人は私を晴れ女だと言う。よく言われる。考えてみると大事な局面であまりひどい目に遭ったことはない。たいていイベントの時には晴れる。自分では指摘されるまで考えた事もなかった。今回八ヶ岳に行っている間天候に恵まれた。帰りの日も渋滞はあったものの、雨はふらなかった。以前年間30回契約の旅の仕事を2つのグループでシェアしていたので、15回を私たちのグループでやることになっていた。たいてい飛行機で行かなければならない程の遠距離だったから、天候には非常に気を遣った。出発間際まで天気予報とにらめっこ。天候によっては飛行機を新幹線に変更しないといけない。2,3日前からすごく心配だったが、幸い私たちのグループは何事もなかった。ところがもう一方のグループは、その都度台風や災害に巻き込まれ大変な苦労をしていた。あるときは台風が後ろから迫って来る中をレンタカーを借りて夜通し走って逃げるなんてすごい事もあったらしい。注意して見ているとそのグループは殆ど悪天候に恵まれ(?)ていた。それはそのグループでも笑い話となって、気性の激しい人ばかりだからねと自嘲していた。こちらのグループが決して穏やかな人ばかりではなかったにせよ、少なくとも私は晴れ女でいられた。アラスカでは、それまで何週間待っても見られなかったオーロラを私が行った日だけ見られたこともあった。それにしては宝くじはあたらない。もっとも今まで一回しか買ったことはないけれど。くじ引き、福引き、ジャンケン、どれも駄目。穏やかに暮らす運命なのかも。















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