2013年10月19日土曜日

勿体ない

ああ、勿体ない。プラハ国立歌劇場の「魔笛」聞き逃した。八ヶ岳から帰ってさほど疲れているとは思わなかったのに、今頃遅ればせながらと言って「お疲れ様」がやってきてダウン!せっかく買ってあった「魔笛」のチケット。夕方出かけようと思って支度をしても、どうしても腰が上がらない。別に体重増えたわけではなく、カーナビ用に会場の住所を調べてさて、と思ってもどうしても出かけられない。ゾクゾクする。ふわふわする。モーツアルトなら1番好きなのが「魔笛」チケット発売日に張り切って買ったのに。時間も迫っているので代わりの人に行ってもらうにも、チケットが渡せない。どうにかしてと思ってももう遅い。勿体ない。涙をのんで断念した。出かけて具合が悪くなったら次の日に差し支える。お休みならいいけれど、朝から夜まで約束が詰まっている。全部キャンセルはとうてい無理だから「魔笛」を諦めて夕飯が済むと横になった。そのまま翌朝まで眠った。約11時間。うわー、目が醒めたら体がグニャグニャになっていた。お陰ですっかり回復していたので昨日は元気に全部の約束は果たし、夜は杉並公会堂で藤沢俊樹さんのコンサートを聴いた。他の出演者は長谷川晶子さん、矢田啓介さん。長谷川さんとは先日青森で「岬のクフィー」の上演でご一緒した。前半は3人のチェリストの共演で、ボッケリー二やヘンデルの重奏。チェロは低音から高音まで音域が広く、それぞれの音がえもいわれぬ魅力的な音がする。たっぷりと楽しませてもらったが、特に1部の最後のポッパー「レクイエム」は素晴らしかった。ポッパーというとテクニカルな軽く明るい曲が多いものだと思っていたけれど、このような余韻嫋嫋とした曲を初めて聴いた。2部は藤沢さんのソロでアルビノー二「アダージオ」ポッパー「ハンガリアン狂詩曲」など。毎年藤沢さんのコンサートを聴いているけれど、年を重ねる毎に音が充実してくる。今年は特に音が豊かになっていた。手を(お酒も?)抜かない人生・・そんな気がする。











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