殺す。好奇心に駆られて猫が事件に巻き込まれる。以前アガサ・クリスティーのミステリーを読んでいたらこんなフレーズがあった。好奇心というものは人類の文明の発展に最大の貢献をしている。でなければ、アメリカ大陸の発見や、蒸気機関車の発明もなかったことで、いまだに好奇心が人類を突き動かしている。月に到達すればすぐにもっと先にとなる。一体どこまで行けば気が済むのだろうか。好奇心の強さでは私も相当なものだけれど、全く自分自身の範囲にとどまるから、世間に貢献はしない。旅行もへんぴな所が好きで中国のウイグル自治区、チベット、インド、モンゴルなんて言うとやはり少し変人の部類かもしれない。最近ネットで見かけた物が欲しくなった。見つけたのは足の裏の角質をはがす薬。人類の範囲から一気にスケールが小さくなってしまって申し訳ないけれど、一体これは何かと好奇心が疼いた。写真が出ている。足が書いてある毒々しいパッケージ。毒虫のような黒とオレンジの色彩。説明が書いてある。足を薬の入った液体に1時間ほど漬けて洗い流す。すると5~7日後に角質がボロボロはがれ落ちてくるそうなのだ。うー、こわっ!要するにジワジワと薬が効いて皮膚を溶かしていくに違いない。なにか先日の殺人事件のニュースを思い出す。ホスト同士の金銭トラブルで殺された人が薬で溶かされ、下水道に流された話があって、なんておぞましいと思った。それの足版だわね、これは。でも足裏のケアは面倒くさい。面白いと言っちゃあなんだけど、これなら簡単かも知れない。やはり好奇心には負けた。届いたので今朝早速試してみた。足がすっぽり入る靴状の袋の中にヒタヒタと液体が入っている。それを履いて1時間。パソコンで遊んでいればすぐに過ぎてしまう。結果、足はかすかに赤くなって、なにやらホカホカする。さて、これから1週間後、私の足はどうなるのか。乞うご期待!
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