2013年12月14日土曜日

伝承ホールにて

今夜は「ロンドンアンサンブル」の澁谷公演。
チケットが売れすぎて早く行かないと席が取れないかも知れないと言うので、40分も前に行ってチケットをゲット。
その時点でもう行列が出来ていたから並ぼうかどうか迷ったけれど、40分も並んだら足が痛くなってしまうのでそこら辺を探索することにした。
ここに来るのは初めてなので物珍しいけれど、なんかねえ、無難と言えば無難な面白みの無い建物。
そしてコンサートが始まって最初にピアノの音が鳴ったとき、鼻が詰まったような音がしたのにはびっくりした。
美智子さんはすごく上手いピアニストだから、いつもは絶対こんな音はしない。
せっかくコンサート会場を作るなら、もう少しグレードの高いピアノを選んで出来ればフルコンがいい。
会場が小さいからと言って中途半端な物を入れるから、こんな音がしてしまうのだから。
予算の都合を言うなら、他の部分をワンランクおとせばいい。
見てくれがこの程度でも、もしすごく良いピアノが入っていたら「ほう」と言って感心されるでしょうに。
楽器のことはさておいて、会場は超満席。
ぎりぎりに来た私の知人は瀬戸際で入れてもらえたけれど、子供連れの人が入るようなブースに押し込められていた。
客席の後ろにガラス張りの隔離された部屋があって、音はスピーカーで出て来るらしい。
休憩時間に訪問すると、気楽で中々快適ですと言っていた。
私の通路を挟んで隣のエリアに居る人が、曲が始まっているのに話をやめないので、にらんでやった。
それでもやめないから「シー」っと言って唇に指をあてたらやっとやめたのだが、ずっとこちらを見ている。
おしゃべりはやめたものの、次はプログラムをカサカサいわせて身を乗り出したり、とにかく落ち着きがない。
クラシックのコンサートだからと言ってやたらに緊張して、緊張の余り咳き込んだりするのもどうかと思うけれど、1曲ずつが短いのだからその間くらいじっとしていられないものかしら。
子供じゃあるまいし。
いつもながら4人の息の合った楽しい演奏だったのに、そのおっさんのせいでわずかに残念だった。
気が散ってはいたけれど、十分楽しかったから、ま、いいか。
それにしてもヴァイオリンが絶妙なピアニシモで弾いているときにプログラムを落とす人って・・・殺意を覚える。
それとまだ余韻が消えないうちに拍手するひと・・・心の中で「死刑だ!」と叫んでいる怖いおばさんがいることを知っていただきたい。




















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