2013年12月8日日曜日

小田部ひろのさんの夢を見た

今年は私の出番はないけれど、いつもこの時期にロンドンアンサンブルの小田原公演に参加していたので、そろそろだなあという気になっていたせいか小田原にいかなくてはという夢を見た。
しかし乗り物がない。
すると誰かがこれに乗っていけと言って、スーツケース大の透明な乗り物を持ってきてくれた。
上ががま口のように開いて、下にキャスターがついている。
エンジンがないからこれでは何日もかかってしまうと呆然としていたら、暗い食堂の様なところに長いテーブルが置いてあって、
そこに小田部さんがこちらを見てニコニコしている。
そこだけ明るくて、キラキラと輝くような微笑は生前そのまま。
エキゾチックな美貌の持ち主で、多くの人を魅了してきた。
向かい合わせに座って話をしようとしたところで、大音声で鳴くたまさぶろうにじゃまされた。
目が醒めるとたまさぶろうと2匹の猫が、めしよこせコールをかしましく喚いていた。
せっかく会えたのに少し話がしたかった。
私が彼女の夢を見たのはこれが初めて。
20年ほど前に彼女が音楽教室「ルフォスタ」を始める時も一緒だった。喧嘩しながらもずっと一緒だった。
西湘フィルを立ち上げる時に様々な困難があって、その都度相談やら演奏に参加していたこともだいぶ前になってしまった。
私は最近はトレーナーもやめて演奏会の時にエキストラで参加するだけになってしまったので、彼女はなにか私に言いたいことがあるのではないかと思った。
もう少し協力して下さいとかなんとか。
もう私はどんどん活動範囲を狭めているところで、体力・気力共に衰えを感じているから、これ以上の活動はむり。
それとも早くこちらに来て一緒に演奏しましょうよと誘われているのかなとも考えた。
又一緒にアンサンブルをしましょうね、小田部さん。
西湘フィルは頑張っているようだし、着々と実績を積み重ねていますよ。
最近人の生き死ににはあまり感情的にならなくなってきているのに、小田部さんを思い出す時だけはいつも涙が溢れる。
あれほど生きたがっていたのに。
自分で作ってしまうほど、オーケストラをやりたかったのに。
なにか事があると少し鼻にかかった声で「これどうしたらいいでしょうか」って相談にきてくれた。
私を頼りにしてたから、私もできるだけ相談に乗るようにしていた。あまり役に立たなかったけれど。
なにを言いにきたのかなあ。話がしたい。

















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