2013年12月12日木曜日

オレオレ詐欺だあ

電話がかかってきた。
受話器を取ると「あ、**のおばあちゃん?」という声が。
確かに私の姓で私はおばあちゃんだけど、そんな風に私を呼ぶ人は誰も居ない。
「俺、今日むさこ(武蔵小杉)の方に仕事でいくんだけどさあ」
誰だろう。親戚の誰彼を思い浮かべても、こんな口の利き方をするヤツは思いつかない。
私の家は東横線沿線ではあるが(むさこ)ではないし・・・・
甥と声が似ているけれど、仕事場は横浜だし・・・・
「どなた様?」と訊いたらいきなり電話が切れた。
そこでやっと気が付いたのは「オレオレ詐欺」
いつもオレオレ詐欺のことを耳にすると、うちにかかってきたら少しからかってやろうと思っていたのに、いざ本当になるととっさに出来ないものなのだ。
よし、この次はしばらくお相手をしてみよう。
大体こんなチンピラ風の口の利き方ではうちの親族とはみとめないから、詐欺をしようと思ったら勉強して出直してらっしゃいと、お尻を蹴飛ばしたくなる。
日がな一日他人様をだまして美味い汁を吸おうとこんなことばかりやっていて、むなしくならないのだろうか。
しかも、年老いた人達がだまされてどれほど悲しいか、孫や子供のためと必死で貯めたお金を出した後どんなに困るか、親戚中から怒られて小さくなっているお年寄りの姿が想像できないのか。
バカモノどもが!貧しくともまっとうに生きればどれほど
清々しい気持ちでいられるか考えてみなさい。
初めはおもしろがっていたけれど、だんだん腹が立ってきた。
でも、引っかかる方も自分の子供や孫達の声を聞き分けられないのが不思議だなあ。
ちょっとした言い回しや、声のトーンでわかりそうなものなのにと思うのですが。








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