2013年12月9日月曜日

足裏みがき。

あるとき友人とプールサイドにいると、その人が「わー、きれいな足の裏ね」と言ってくれたことがあった。
その頃は私は「自分の体の中ではここが1番きれいなの」と自慢するほどすべすべの足裏をしていた。
つるりんと桜色をしていて、我ながら中々だと思って居た。
ところがその後、外反母趾から来るゆがみで重心がずれていたからか、左足に魚の目ができてしまった。
魚の目というのは気持ちの悪い物で、核があってその周りが硬い皮膚になってしまう。
薬をつけてようやく治りかけたのに、注意書きに書いてある無理に核をはがさないと言うのを無視した。
薬でふにゃふにゃした周りの皮膚をむりやり剥がしたら天罰覿面、そのあと化膿して異常に硬い角質となってしまった。
ちょうど500円玉くらいの範囲が角質に覆われて、他の生き物がとりついたようで気持ちが悪い。
電動の角質削りやお風呂で軽石を使ったりしても手に負えない。
私の唯一きれいな所がなくなってしまった。
最近ネットで見つけたのが1時間薬液に足をつけておくと、1週間後に角質が剥がれてくるという物。
半信半疑で買ってみたら、なんと効き目は抜群。
これで使うのは2回目。
5~6日目位から足の裏がものすごい勢いで剥けてきた。
あれほど手に負えなかったカチカチの角質が、今はもう殆ど剥けてスベスベが戻ってきた。ばんざーい!
恐るべしネットの力。
最近エステで背中を見せていたら、エステティシャンが「ほんっとにきれいな背中ですね」と褒めてくれた。
他人様に見せられないところばかりきれいでも、肝心の1番表にある顔が残念だとねえ。世の中上手くいかない。
顔は母が「かわいい」と世界でただ1人褒めてくれていた。
不細工で不憫な娘に、悲しい思いをさせないように言ってくれたのだが、姉妹はそうはいかない。
先日亡くなった姉などは私を膝に載せてズケズケと「あんたはね、大きくなったら整形で鼻を高くしなさい。そうすればお嫁にいけるから」なんてはっきり言ってくれたものだった。
美人だった姉も寄る年波で、魔女みたいになってしまった。
私はいつまでもきれいなおばあちゃんでいたいから、もう少し頑張って足裏を磨いておこうとおもっている。
せめて裏だけでも。














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