2013年12月7日土曜日

雀百まで踊り忘れず

昨日に弾き続きR・シュトラウスの「ソナタ」をOさん邸で弾いてきた。
今日はOさんの生徒さんの勉強会で音大出身の人達だろうから、もうプロとして活躍している人もいると思うので、とてもうまい。
演奏中なので無断でOさんの居間に入り込み、楽器を出して練習を始めた。
昨日よりは楽器も鳴っているようだ。曲の初っぱなの所を繰り返し練習した。
なんと言っても1番怖いのは曲の立ち上がり。
これが上手くいかないとその後しばらく引きずってしまうので、これをなんとか上手くいかせたい。
ある時、レーピンのリサイタルで1曲目がこの曲だった。
あの天才が見事に音程を外したのが、この曲の初めの部分。
信じられない思いでショックを受けた。
彼のような超一流の演奏家でもそんなことがあるとは・・・・
勘違いをしたか、緊張で指が滑ったのか。
ただ、その後は見事な演奏で、1番難しい最後のピアノとの掛け合いも完璧だった。
今日の私たちはかなり集中力があって、なんとか難しい部分も切り抜けて、まあまあの出来かな?
自分で言うと嘘っぽくなるけれど、弾いていて十分楽しめたし、なにがあってもなんとかつじつま合わせが出来て、特にOさんは音色がこの曲にあっていると思うので、シュトラウスらしさが出せたと思う。
この難曲に付き合わせて時々悪かったかしらと思ったが、どんな風に歌っても上手くカバーしてもらえる様になって、本当に楽しく演奏出来たことは大きな収穫と言える。
まだまだ私たちいけるかな?
毎年、もう来年は弾けないだろうと思いながら早くもたいそうな年となってしまったのに、こんなに挑戦が続くとは思いも寄らなかった。
しかし多少しんどいことは確か。
それを上回る喜びがあるので、未だにやめられないのは「業」ですかね。赤い靴を履いちまったね。




















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