2014年8月10日日曜日

大荒れ

台風が日本列島の西のほうを通過しているため、こちらも雨が続く。
こんな日は外も荒れるが、髪の毛もバサバサ。
今朝、朝一で美容院に行った。
コンサートで着るドレスがブルーの濃いめのもので、少し赤みが出てしまった髪の色と合わなくなってしまった。
それで、最近夏用に明るめにした髪の色を、少し暗くしてもらう。
私の髪はもともと、トウモロコシの様なぱさぱさとした茶髪。
これは全く生まれつきで、誰に似たのか、他の兄弟にそういう人がいないから、やはり子供の頃さんざん言われたように、私は拾われた子なのかもしれない。
なぜか子供の頃、多くの人がそう言われたと思う。
これは日本独特の文化なのか。
私も親兄弟からそう言ってからかわれ、ウソと分かっていてもメソメソしたものだった。
私が蜂に刺されてシクシク泣いていたら母から「いつまでもまま子みたいに泣いてるんじゃないの」と言われて火がついたようにワッと泣いたことを覚えている。
心の隅で、実は自分は拾いっ子ではないかという、一抹の不安を持っていたのかもしれない。
「赤いおべべ着てね、お山で泣いていたんだよ。可哀相だから拾ってきたんだよ」と言われる。
時には山が川になったり橋の下になったり、意地の悪い冗談をよくも子供に言ったものだ。

私は大変たちの悪い縮毛で、今のように良いシャンプーやリンスなどない時代だったから、髪は乾燥し放題。
おかっぱにすると、スフィンクスの様に左右に広がって、小学校の頃は、男子生徒が物差しを持って厚さを測りに来た。
それで母が何とかしようと、髪の内側に剃りを入れた。
やや厚みは減ったものの、風邪が吹くと髪がぱあっと広がる。
下の剃りが現れる。
兄弟や友達は笑う。
母はやはりこれはダメだと悟ったらしく、それ以来剃られることはなくなった。
発想が奇抜だなあと思う。
普通、髪の毛を抑えるように、椿油でも塗るとか考えないかしらねえ。
面白がり屋の父は喜んでいるふうだった。
もしかしたら、こんな発想は父だったのかもしれない。
中学に入ってからは、伸ばして三つ編みのおさげにすることで、解決した。

今は腕の良い美容師さんのお陰で、癖の出ないようにカットされて、なんとか収まっている。
















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