今回私たちは近隣のコテージの予約が取れなかったので、主宰者の服部ご夫妻の停まっているセミナーハウスに同居させて頂くことになった。
このセミナーハウスは中島千波さんの元アトリエだった。
上の絵の作家、中島千波氏は小布施で生まれた日本画家。
小布施には彼の美術館がある。
小海町の別荘地の中に瀟洒な白い家があって、中に入ると玄関右側にキッチンとダイニング、左側は広いホールにグランドピアノが置いてある。
そこが今回のヤルヴィホールの前のコンサートが行われた場所であり、私たちの練習室となる。
そこに服部ご夫妻と数人の前乗り組が数日前から滞在して、演奏したり練習したり、過ごしていた。
ヴァイオリンの安原さん、チェロの館野さんが後から加わって、ピアニストのご主人やチェリストの奥さんたちもいて、総勢10数名が共同生活をする。
それぞれお料理上手な奥様達と、働きもののご主人達があうんの呼吸で家事や料理、買い物、掃除などを分担していた。
そこに怠け者の私が居座って、ぱくぱくとひっきりなしに食べては「食べ過ぎてお腹こわした」なんて言っても誰にも非難されないでいられるから、居心地良いことこの上ない。
私と安原さんは練習の前の日に、渋滞を上手く避けて、夜到着。
館野さんは練習日当日昼過ぎに列車で到着予定。
これで全員出そろって、練習が始まる。
シューマン「ピアノ5重奏」はこの編成の5重奏の白眉とも言える名曲で、何回弾いても飽きない。
今回は初めてのメンバーと弾いたけれど、その時々の発見がいくつもあって、改めてこの曲の懐の深さに感動した。
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