2014年8月25日月曜日

軽井沢便り1

今朝軽井沢から帰ってきた。
厳密に言うと北軽井沢、長野原町というのが地名らしい。
森の中の別荘地は夏の終わりで、ほとんど滞在する人もいなくなり、しんとしている。
その中でノンちゃん家とお隣のHさん、Oさんの3人は毎日規律正しく生活・・・というより、食べている。
この人達の食事に対するこだわりは半端ではない。
特にグランシェフのOさん、かつて大手出版社の編集長、そして対談の名手として知られた彼女は、その腕を今度は料理と織物に惜しみなく注いでいる。
もう何回も行っているのに、迷子になりながら夕方這々の体でたどり着くと、目の前はご馳走の山。
料理もプロ並み、食器の配置や食卓の彩りも美しい。
貴方たち、毎日こんな風にしているの?と訊いたら、そうよ、と答えがあった。
外に食べに行く気にはならないわ。
そりゃそうだ、こんなに美味しい物は普通のレストランではお目にかかれない。
Oさん、相棒のFさん、ノンちゃんは食いしん坊で酒飲みときているから、食卓はすごく楽しい。
本当に美味しそうに飲んでは食べ、話題は尽きない。
食事が終って、真っ暗な庭を懐中電灯で照らしながら横切る。
ノンちゃんの家は、絵本に出て来るように可愛らしい。
人形作家と絵本作家のご夫婦の家だから、そう言われればなるほどと思えるに違いない。
夜はしんとして真っ暗で、日頃宵っ張りの私も10時くらいに眠ってしまった。
次の朝はラジオ体操で始まる。
ここは自然保護のため、元々あった原生林を残すということで別荘地の許可がおりたそうで、林はかっこうの散歩コースになっている。
その中をしばらく散歩してから、それぞれの家で朝食をとる。

そして私は八ヶ岳音楽祭の練習場まで出かけた。
ここから2時間半、車を走らせていると、なんと先週来たばかりの松原湖の脇を通る。
少し時間に余裕があったので、小海町美術館でやっている岩合光昭さんの写真展「ねこらいおん」を見て行くことにした。
猫とライオンの同じような状況での違いや、同類である証しなどを組み合わせた面白い企画だった。
岩合さんはほんとうに猫が好きらしい。




















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