2014年8月17日日曜日

松原湖高原アンサンブル2

小海町は珍しく雨。
この辺は年間の日照時間が長く気持ちの良い所なのに、今年はじめっとした湿気が待ち構えていた。
ケースを開けるとヴァイオリンの糸巻きが湿気でふくれて、調弦が上手くできないほど。
エアコンで数時間かけて湿気がとれるまで、糸巻きはギシギシと不器用に回る。
調弦と音の調節だけして、その夜はお酒を飲んで、会話を楽しむ事にした。
ピアニストのご主人お2人と服部氏は博識でお話が面白い。
色々パズルなど出されて、うんうん言って考えていると眠気が飛んでしまった。
睡眠時間は多分4時間くらいで、朝の爽やかな日差しの中散歩に出かけた。
近くの「八峰(これでヤッホーと読む)の湯」という温泉で朝風呂を浴びて朝食を頂いて、他のグループが練習しているのをボンヤリ聴きながらコーヒーを飲み・・・なんて素敵なひととき!
昼頃チェリスト到着。
そして私たちの練習が始まった。
こちらへ来る前、5人で二回、ピアノ抜きで一回、合計三回練習したにも拘わらず、練習は紛糾。
ああでもないこうでもない、私はそうは思わない、自分はこう弾きたい・・・我儘な音楽家達は自己主張も強い。
でも、それで無いと室内楽は、ガスの入っていないコカコーラみたいになってしまう。
それぞれが主張するところは大いに主張、陰にまわるところは表に立つ人を立てて自由に弾けるようにサポートする。
まるで人生そのもの。
そしてシューマンの名曲は、ズシリと重い人生が詰まっている。
色々紛糾したけれど、練習が終れば仲の良い友達同士に戻って、一緒にお酒を飲む、これはやめられるものではない。













0 件のコメント:

コメントを投稿