2015年6月28日日曜日

顔が覚えられない

昨日のコンサート会場で出会った人達。
どこの会場へ行っても誰かしら知り合いがいるので、油断も隙もない。
必ず誰かに見られている。
ところが私ときたら、人の顔を覚えられない。
これも一種の障害ではないかと思えるくらい。

近所の猫はちゃんと覚えられる。
人に興味が無いからかも知れないけれど、どうやら色彩に反応できるけれど、形状の記憶が苦手といったところではないかと思う。
猫は三毛や白、トラ、黒など、毛色で分かる。
人間はよほど特徴が無い限りだめで、久しぶりに会った(らしい)人に「わあ、懐かしい、お元気」と言われて「あ、どうも、はい」なんて応えていたら「あなた覚えてないのね、ひどいわ」と言われてしまったことがある。
そう言うときに上手く立ち回れないのは処世術に長けていないからで、昨日もそんなことがあった。

顔が合った時にこちらを見てニコニコしている男性がいた。
はて、この顔知ってる(かな?)
初めて会う人ではなさそう。
でも、時々やらかすのは「こーんにちわー」なんて調子よく挨拶したら全くの人違いなんてのもあるので、まずは警戒。
狭いロビーで何回もすれ違う。
そのたびに目が会ってニッコリ。
軽く会釈。
誰だっけ誰だっけ、うっかり話しをするとボロが出るからと逃げ回っていたら、あちらから「この間はどーも」
ついに「いつおめにかかりましたっけ」訊いてしまった。
「先日お宅で兵士の物語を聴きましたよ」
あら、嫌だ、その時のピアニストのご主人様。
何十年も前からの知人でした。

そして休憩時間がすんで座席に戻ると、隣に座っていた太武郎君のお母さんがその隣の人とお話をしている。
この人も・・・どこか・・・で
あちらから名刺を差し出してきた。
この時は強気で「初対面ではないですよね、どちら方面でお仕事ですか?」と訊いてみる。
「主に横浜で」と答えが。
「よくイギリス館のコンサートに行きました」
あらま、イギリス館でなら何十、いや百回越えるくらいは演奏している。
そうすると、昔の恥ずかしい演奏を聴かれているにちがいない。
ずいぶんヘマしたし。きゃー
忘れてください、よろしく。

来月高校のクラス会があるけれど、少し心配なのは、誰だかさっぱり分からないのではないか。
それは高校卒業以来という人なら仕方がないと思ってもらえるけれど、一昨年クラス会で東北に行って2日間一緒だった人達の顔が分からなかったら、それこそ袋だたき。
それが恐怖!!!













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