2015年8月11日火曜日

甘やかしてはイカン

かなり人間が古びてきているので、身体のあちこちに故障が起こる。
今現在は右太ももの痛み。
その前は左足首の痛み。
その前は左膝の痛み。
と、よくもまあ、これだけ連続するものだと呆れた。
考えれば、一箇所痛いところがあるとそこを庇って身体のバランスが崩れ、他の部分に転移していくのだから仕方がない。

右膝が痛かった頃はヒアルロン酸の注射で凌いだ。
膝に注射をするのはとても痛いけれど、あっと言う間に終るからさほどのことはない。
5回セットで1週間毎に注射すると、5回目くらいには痛みは消える。
しばらく安泰ということになる。

膝の調子が良くなって張り切って歩いたら、今度はくるぶしが痛みはじめた。
少し無理をしてしまったかなと思ったけれど、病院のレントゲン撮影で、足首の軟骨がすり減っていることが判明した。
ここも膝と同じように注射で治せるかと思ったけれど、足首の治療法は湿布と痛み止めしかないそうで、結局レントゲンを撮っただけで手の施し様がない。

しばらく歩くのも控え、湿布をしていじけていたけれど、考えたらこれから死ぬまでの歳月を足が痛くて歩けない状態で送りたくはない。
痛さになれるのも一つの手だから、痛くてもおかまいなしに歩く事にした。
早足でとっとと歩く。
腫れてくる。
お構いなくとっとと歩く。
腫れる。
なお、とっとと歩く。
おや、腫れが少なく・・・なったかな?
なおも歩く。
腫れが無くなってきた。
しかも痛みも少なくなってきた。

そして今足首は軽く痛みが残っているものの、殆ど治ってしまった。
そのかわり、そこを庇うからか、太ももが痛い。
構わず歩いていたら、少し痛みがおさまってきた。
要するに、痛いからといって動かさないでいるのは最悪。

私のやる気喚起法は、道具から揃えること。
馬に乗るときは一式全部鞍まで揃え、ダイビングの時にはドライスーツまで作り、筋トレの時にはトレーニングウエアからシューズまで、どうかと思う程派手な物を揃えた。
それで今履いているウオーキングシューズがへたってきているので、新しい靴をと探しているけれど、まだ良い靴が見付からない。
だからまだやる気が起きない、というのは口実。
この連日の暑さではねえ。
それでも朝夕2回、散歩を欠かさないようにしている。

三浦雄一郎氏がエベレスト史上最高齢で登った記録を作ったとき、なんてまあ無謀なと思っていた。
年取ったらおとなしくしていればいいものを。
あ、怒っちゃいけませんよ、猫の言う事なのだから。
それでも訓練の日々の記録を見て、人間何歳になっても進歩があるのだと、ほとほと感心した。

年をとると、自分を甘やかす。
年なんだから無理しちゃいけない、と。
最近は、私もヴァイオリンの練習は程々にしている。
前日あまり弾きすぎると疲労で、次の日音が出ない・・・と思っていた。
しかし、八ヶ岳音楽祭で飯守泰次郎氏の精力的な練習に付き合って思ったことは、なんだ、やれば出来るんだ。
朝から夜まで、食事の時間を除いて一日中弾いて弾いて、これでは本番に使い物にならなくなると思っていったら、何のこと無くクリアできた。
しかも達成感があって充実した3日間だった。

少し無理だとおもっても動いた方がいいのだ。
と、思ってもにゃあ、猫は常に安楽を好むのですよ。
















4 件のコメント:

  1. nekotama様
    大丈夫ですか? 歳とると、いろんなところに問題が出てきますね。 私も、片方の脚の付け根が痛いと思っていたら、気が付くと左右の脚の長さが違っていて、まっすぐ立つと片方の踵がつかない。 歩き方がちょっと変になってます。(それで靴の中にいれる中敷をいろいろ試しているところです) 自分の身体とうまくつきあうこと、大切ですね。 頑張りましょう。

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  2. nyarcilさま。
    それ、転んで頭打った時のことと関係ないですか?
    脚の付け根だけの問題ではなく、全身がゆがんでいるとか。
    骨盤矯正などの必要はありませんか?
    私は運動不足と長年の職業上のひずみが身体に出てきているので、これは仕方の無いこととあきらめています。
    今はとっとと歩くだけの毎日、とにかく筋力をつけないといけませんね。
    ジュニア君とのお散歩がすごく役に立っていると思いますよ。

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  3. nekotama様
    頭を打った後遺症は嗅覚がちょっとおかしくなったこと。 においがわからないのは問題ですが、誰かがおならしてもわからないのは悪くないです。はは。 多分もう一回頭打てばもとにもどるのでは・・・。 脚の付け根の痛みの原因を調べた結果、背骨の一部が突出して、それが神経を刺激しているということがわかりました。これはどうしようもないです。歳とればいろんなことありますよ。

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  4. 背骨の治療はすごく発達しているようですね。その症状も間もなく治療法が出来るのではないでしょうか。それまでひたすら歩いて筋力を付けるっきゃ無いですね。ワンちゃん飼って正解ですよ。猫ではどうにもなりません。うちの最後の猫なんざあ、食っちゃ寝のみのニャン生送ってます。猫ほど柔軟性があれば関節も痛くならないのに。
    頭は2度と打ってはいけません。もう一回なんて飛んでもニャイ、あら、ネコ語になっちゃった。

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