今日24時間テレビの仕事が終ると、明日から軽井沢。
厳密に言うと北軽井沢なので、本物の(?)軽井沢族に言わせると、あそこは群馬県で軽井沢の内には入らないということらしいけれど、随分肝っ玉の小さいこと!
お金持ちはゆったりと「よきにはからえ」と言ってれば人間の株が上がるのに。
明後日がルオムの森の本番で、モーツァルトなどを練習しないといけないのに、いつも本番が迫ると楽譜を見るだけで気分が悪くなる。
そして本番とは関係の無い曲が弾きたくなる。
今朝は、9月に本番があるシューマン「ピアノ4重奏曲」を引っ張り出して弾き始めた。
シューマンは私の好みの上位にランクしている。
特に歌曲はブンダーリッヒの甘い歌声に痺れながら、どれほど聴いたことか。
もちろんフィッシャー・ディスカウもペーター・シュライヤーも。
ピアノ四重奏曲は、その前に書いた5重奏曲よりも、私の印象では歌曲的。
5重奏曲は、よほど力を入れて書いたとみえて、構成も立派で本当に名曲ではあるけれど、どちらが好きかと言われれば、私は4重奏曲が良い。
シューマンが自分のありったけ好きなものを集めて、書いたみたいな気がするので。
特に3楽章はチェロとヴィオラの美しい旋律に、心は天空を舞う。
多少5重奏曲よりも地味なのか、演奏が難しいのかわからないが、比べると四重奏曲は演奏される回数が少ないかもしれない。
5重奏曲は何回も何回も演奏したので手の内に入っているけれど、4重奏曲は3回くらいしか弾いていない。
まだ納得出来ない箇所だらけ。
それも1回はヴィオラを弾かせてもらった。
この曲ならヴィオラを弾かにゃあ損損。
今回はヴァイオリンなので、ヴィオラの一番良い所に来たら、ヴィオラ弾きをステージから蹴落として・・・・あな、おそろしき執念じゃ。
そのヴィオラの一番良い所のヴァイオリンのオブリガートも素敵で、ああ、どちらも弾きたい。
手が4本あったらいいのに。
欲張りなのだ。
午前中弾いていたら良い気分になってきた。
ところで軽井沢の分を練習しないと、本番になって「しまった」と思っても遅いから、これから出かけるまでは弾いておかないと。
さて、DAIGO君は9時までに走りきれるだろうか。
頑張れ!
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