治療の甲斐あって高山病を撃退したので、ラサ観光の続きをすることにした。本当はこの日はシガツェというさらに高いところに行く予定だったけれど、危険なので取りやめて、ラサ市内の前日見なかったところを回ることにした。ダライラマの夏の離宮であるノルブリンカに行きたいというと、昨日行かないと言ったのにと、ガイドはいかにも不満そう。でも、事情が事情だから仕方がないでしょう。一々文句云うのは無視して、とにかく行って頂戴。夏の離宮と言っても、大して距離もなく、建物の作りが違うだけ。ここの北門からダライ・ラマがインドに亡命したけれど、いまだにどうやって逃れたかは謎だそうだ。もちろん警備は厳重だった。乗り物は何に乗ったのか?いっさい分かっていないという。次は問答で有名なセラ寺。有名と言われても私は知らなかった。これを見に観光客はラサにくるのですよと、劉さんは心外そうに云う。それも無視。宗教が政治と分離されていた頃は、出世の道は僧になることだった。でも、今は僧になるメリットがなくなったので、数が減っているそうだ。言葉は特別な言葉を使うので、一般のチベット人にはわからないらしいが、観光の目玉であるらしい。ちょうど問答が始まる時間にうまく時間の配分をしてくれたので、見ることが出来た。
夕飯はどうしますか?と言うから、昨日食欲が無くて食べられなかったあひるのスープが食べたいと言って、今日も同じ物。今日はもりもり食べる。とてもスープが美味しくて、ラーメンを入れてもらって満足。
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