2010年10月5日火曜日

高山病

昨日あたりから風邪気味だったので嫌な気分がしていたが、今朝ちょっと買い物に出て部屋に帰るとそのままダウン。あまりの気分の悪さに、唸ってしまった。ベッドから起き上がろうとした途端腿に激痛が走り、立ち上がれない。すぐに水を飲み擦ると傷みが消えた。6時に食事の約束をしていたけど、気分が悪くて行かれないとガイドに電話をする。間もなくドアをノックして2人のガイドが入ってきた。すぐに病院に連れて行かれ、酸素吸入を2時間。その間ガイドもドライバーも空きっ腹を抱えて待っていてくれた。少し気分が良くなり食事は鍋料理。アヒルのスープに野菜や牛肉、羊肉が入って、いつもならモリモリ食べるのに、ほとんど箸がすすまなかった。パジャマに着替えて寝ようとするとガイドがホテルの高山病専門のドクターを連れて来てくれた。又酸素吸入と点滴を2時間。やっと唇に赤みが差してきた。最後の目的地シガツェのヤムドュク湖に行くのは急遽取りやめて、ラサにもう2泊する事になった。旅の終わりはあっと言う間にやってくる。チベットには2度と来られないだろう。体力的にも大変な所なので、若くない私は
今来られて本当によかった。しかも呼吸器に問題があるので、本当は危険な賭けだったと思う。それでもここは人を惹き付けるものがある。

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