2010年10月12日火曜日

中国、チベット旅行記  出発

昼ごろの成田エクスプレスで成田へ、午後5時発上海経由西安行の飛行機に乗った。上海で少し時間があるので、西安に着くのは23時20分。ずいぶん遅い。直行便がないのが不便だなあ。西安といえば、今を去る30年ほど前、初めて中国に行った時に立ち寄ったことがある。静かな美しい街だった。城壁に囲まれて大きな門があったのを、物忘れの激しい私でもよく覚えていて、とても印象が良かった。古都という名にふさわしい街。さて、今はどのような街になっているのだろうか。上海は万博があるので、賑やかで煌々と明かりがついている。空港の周りも高速道路らしいところは明るく照らされていて、日本よりもギラギラひかっている。乗り継ぎの10数人が別の通路に連れていかれて、入国審査を受ける。全員観光気分では全く無くて、シンと静まり返ってなんだか恐ろしい。その通路は全く隔離され、審査に引っかかったら大変と、不安になる。でも、こんなおばさん、だれも怪しむこともなく無事入国許可が出た。ウロウロして小龍包を食べたり、お茶を飲んだりしているうちに搭乗時間が近づいてゲートへ行くと、あら?いつの間に搭乗口が変わってしまった。どこへ行けばいいの?係員の男性は親切で、やっと正しい搭乗口にたどり着き一路西安へ。待っていたのは想像していたおばさんではなく、若い女性。この後11日間面倒をみてくれる、別さん。28歳。怖いおばさんを想像していた私はホッとするが、果たしてこんなに若くて大丈夫?次の朝早いので空港付近のホテルに泊まり、そのままバタンキュウで寝てしまった。

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