2010年10月19日火曜日

青蔵鉄道 その1

やっと乗り込んで寝台席をさがす。私は一番下でガイドの別さんは一番上。中段は大きな男の人。私の向いに40代くらいの男性。その上はその人のお連れさん。一番上はアメリカ人の若い男性。このメンバーが24時間を共にする。向いの男性は物静かだけど、明るく親切。その連れは気難しそう。アメリカ人は入ってくるなり、横になって寝てしまった。別さんが紙のスリッパを出してくれて、それを履いてトイレに行ったら、グチャリと足元が濡れた。見ると2つのトイレの片方から、怪しい水が流れでている。ドアを開けると悲惨な情景。だれも流さないのか汚い水が溢れて、ドアの外まで漏れていた。まず第一のショック。流しに入ることすら汚くて出来ない。もう片方も開けると、流していないけれど、まだ、内部に留まっているからなんとか使える。流すとやっと綺麗になった。まあ、片方は使えてよかった。日本からトイレットペーパーを一巻き持参したのが、ここで威力を発揮。でも、外に出しておいたら黙って持って行く人がいて、ビックリする。本当にどこへ行ってもトイレだけは許しがたいほど汚い。夕飯といっても、もう遅いし、李さんの所でさんざん食べてきたので、バナナやりんごを少し食べて、寝ることにする。ところが、どこかの寝台の人が高山病にかかったらしく、ひどく嘔吐している。次の駅で友人と二人下ろされてしまったらしい。こんな夜中にどうするのだろうか。ひとごとながら気になる。それにまだ、高度2000メートルを少し超えたばかりなのに。眠りの達人だからスグに寝てしまったが、少し頭もいたいようだ。緊張しているせいかもしれない。時々目がさめるけれど、良く眠れた。目が覚めて通路に出てみると、夜明けが近い。

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