2010年10月10日日曜日

中国、チベット旅行記 準備編

青蔵鉄道に乗りたいと思ったのは本当に単純な動機。テレビの番組で世界一高いところを走る列車として紹介されていたから。いつでも、動機は単純です。あ、これをやってみたい、ただそれだけ。でも、今回はそう事は簡単に運ばなかった。まず、遡ること5年ほど、仕事がワンサカあって忙しいさなか、6月に8日ほど余裕があって、そこでどうしようかと考えた。その頃スキューバダイビングを始めて夢中になっていたので、今回は潜りにと考えたのがケチの付きはじめ。その年は沖縄へ。次の年から暴動や地震や次々とラサ、青海省付近に不穏な出来事が続出。私自身も健康や仕事の都合で、中々踏み切れない。今年はラストチャンス、今年を逃したらもう行くことはないだろうと思って、実行することになった。仕事もヒマになったし、健康も年々衰えていくから今しかない。でも、今までツアーに参加して、あまり面白かった事はない。できたら一人で旅をしたい。まず、日本のユーラシア旅行社に電話してみた。一人でというと電話の向こうのお兄さんが、フン、といわんばかり。いかにも馬鹿にして「お金かかりますよー」そんなことわかってるさ。でも、あまりの感じ悪さにここはやめた。次につてをたどって中国の旅行社にアタック。紹介して下さった方が、そこの社長さんと非常に信頼関係にあるので、簡単にオーケー。何回かファックスと電話のやりとりの後、スケジュールが決まった。さて、ラサは標高3200メートル、青蔵列車の最高位は5000メートルを超える。初めに行く黄龍、は4000メートルを超える。一番の心配は高山病。調べれば調べるほど恐ろしい。体験記などでもその怖さは、まざまざと伝わってくる。あとは狂犬病、中国、インドなどは狂犬病の予防が徹底していない。9月に入って、予防注射を打ちに行く。3回に分けるので、やっとギリギリ出発に間に合う。ところが、その前に歯の治療、鼻腔を広げる手術など立て続けにやったため、か弱い(?)私は高熱を発しダウン。弱った状態での出発となった。

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