2011年7月3日日曜日

遮熱塗料

今年の夏は原発事故による電力不足が予想されている。去年まではクーラーがなければ生きていけないほどの暑さだったので、心配していたけれど、レッスンの時以外まだクーラーを使ったことがない。エアコンの温度表示は28度とでていても、意外に暑くない。湿度が50パーセントを超えると、ドライ設定にしておくだけ。それも一定の湿度になると、ほとんど切ってしまう。よくよく考えてみたら、震災で家の外壁のタイルが剥がれ落ち、それを修理する勢いで屋根の防水工事をやってもらったことが良かったのかもしれない。せっかく足場が組んであるのだから、今のうちに屋根の工事もやってしまおう。新しくまた足場を組むのはお金も手間もかかるから、ちょうどいいチャンスとばかりに頼んでからふと考えた。新聞で遮熱塗料の記事を読んだけれど、あれはどうなんだろう。屋根や屋上にその塗料を塗ると熱を遮って外気温よりも3度以上低くなるというのは。塗装屋さんに訊くと、とても効果があるそうで、約5度は下がりますという。工務店の社長は渋い顔をする。予算内でその塗料を塗ればかなり儲け幅は少なくなる。もう一度見積もりをやり直してもらうと、約20万円の差額の上乗せが出た。でも、今年の夏を乗り切るためには仕方がない。どうのこうの言っていられないのでお願いすることにした。それで今、この涼しさは本当にやってよかったと思っている。まず家に入ると、去年まではムオッと熱気が襲ってきたものがなくなっている。猫たちも幸せそうに昼寝している。特にレッスン室は二重窓になっているので冷気が残っていて、一度一時間ほどクーラーをつけると、そのあとずっと涼しいままでいる。3階の部屋の人たちはどうなのか知らないけれど、少なくとも2階ではかなりの効果がある。いまや、科学の力でできるなら、電力不足もなんのその・・・原発は本当にいるのかなあ。むしろ、原発事故で足りなくなった電力を補えるほどの科学力が日本にはあるのではないかと思える。水を含むことのできるアスファルトとか、壁に水を含ませられるものをぐるりと張り巡らしておいて、太陽光があたるとその気化熱で反対に家全体が冷えるとか・・・水は地下を通して循環させ、その間に冷やすなんてできないのかしら。幸い今のところ水が豊富だから、これを利用しない手はないと思うのだが、どうなんでしょう。循環にかかる電力がどのくらいのものかわからないから、素人の浅はかさかな?

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