2011年7月2日土曜日

枝おろし。

狭い溝に生えた木が伸び伸びとお隣に枝を伸ばしていく。根っこはどうなっているのだろう。コンクリートの下の土に潜り込んで地中からチュウチュウと養分を吸っているのだろうか。そのうち家ごと持ち上がってきて樹上小屋のようになったら面白い。とにかくお隣の敷地に伸びた枝はカットしないといけない。先日電動ノコを買った顛末はお話したけれど、今度は普通の電ノコ。持ってみると意外と軽い。歯をセットしてちょっと電源をいれてみる。チェーンソウほどはすごい音がしないので、やれやれ。下のほうの枝を切ってみると易々と切れる。でも、ちょっと惜しいことしたかな。一度だけでもチェーンソウを使ってみれば良かった。とにかくものすごく切れるそうだから。あの音には耐えられなかったと思うし、今頃怪我をしていたかもしれないので、やはり使わないで正解だったとは思う。でも、好奇心が猫を殺すって言うじゃない。私は猫族。好奇心が強すぎて困っている。そろそろ好奇心がうずいて、どこかへ行きたい病が起きそうな気配。ここはおとなしく軽井沢の友人の別荘に滞在するに留めておこう。その時にこのノコが役に立ちそう。朝晩冷えるときに暖炉にくべる薪をつくってあげよう。別荘の持ち主は通称ノンちゃん。お人形つくりの世界では、最高の賞をもらったすごい人なのです。見た目は柔和なおっとりとした外観なのに、うちに秘めた強さは驚くべきもの。言葉がわからなくてもどんどん一人で外国にいってしまう。本当に言葉が通じないところでも、たぶんニコニコしながら、自分のやりたいことはしっかり全部やってくるに違いない。私はこう見えても結構慎重なところがあるから、わけが判らないところではガイドさんを雇うけれど、彼女はそれもなしで平然と旅してくる。肝っ玉の大きさが規格外なのだ。アラスカでスキーのコースを外れ滑落した時も、落ちながら何を考えていたかというと「ああ、私はアラスカの大地を滑り落ちているのだわ」と思ったそうで、その落ち着きは驚嘆すべきものがある。怪我一つせずに悠然と戻ってきた。私よりだいぶお姉さんなのに、ノンちゃんはすごい!

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