2011年7月21日木曜日

梅雨が明けたけど

晴れて暑い日はこの数日中休み。雨が続く。気温も20度台で、猫たちが私の布団に集まってくる。しのぎやすくて助かるけれど、楽器が湿気るのがつらい。昨日夜弁護士さんが二人、レッスンを受けにきた。8月6日(土)午後2時 トッパンホール。「法友会」という法律家の室内オーケストラがあって、そこでソロを弾くお二人。曲目はモーツァルト「コンチェルタンテシンフォニー」ヴァイオリン、ヴィオラの二重協奏曲。ヴァイオリンとヴィオラがある時は単独で、ある時は微妙に絡み合いながら、えも言われぬ響きをかもしだす素晴らしい曲で、私もオーケストラをバックにソロを弾かせてもらったことがある。非常に技術的にも難しく、高度のアンサンブル能力を要求される。昨日お二人は雨の中やってきたので、楽器はすっかり湿気を帯び、初めの美しいユニゾンが響かない。東電さんには悪いがエアコンを目いっぱい稼働して、ようやく音が鳴るようになるまでにはかなり時間が経った。超忙しい弁護士をしながら、二人ともよく弾くものだと感心する。司法試験の難関を突破した頭脳と粘りが、楽器の技術習得にも力を発揮するのだろう。気の毒なのは雨続きなので、すっかり湿気った楽器がせっかくの演奏効果を半減させている。私の自宅のように普通の家屋では、湿度の調整も完璧にはできない。コンサート会場では一定の湿度に保たれているはずだから当日は大丈夫としても、今週はずっとお天気が悪そうで、それまで苦労しそうだなあと他人事ながら取り越し苦労をしている。百戦錬磨の弁護士さんはあがることがないということなので、当日の名演奏を期待したい。気がむいたら聴きにいってあげてください。入場無料です。

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