2011年7月27日水曜日

仕事

今年の3月までに仕事はやめようと思っていた。あとはゆったりと、わずかなたくわえで細々やっていくはずだった。活動しなければ費用もかからないから、うちでチンマリしていよう。そのもくろみは外れ、ガンガン出費は嵩む。うちにいると家のことが気になる。水道やガスや、建物の傷みなどが目に付くようになって、つい器具を取り替えたり修理したり、当然費用がかかる。私のいままでの経験から、お金がなくなってくると仕事が入るのが常だった。今年前半、震災や建物の老化などで修理したものだから預金残高が減ったので、失くなった仕事がジワジワ復活しはじめている。そうすると有難いことに収入もあることになる。なんだ、やっぱり仕事について回られているじゃないか。ただ、音楽家の仕事は現場にいるだけが仕事ではない。むしろ表面に出るまでの練習が大変。会社勤めのように5時に終わったら、次の朝までは仕事しないというわけにはいかない。うちに帰ってからも練習、仕事に出る前も練習、休日でも練習・・・・だから仕事の量が増えると練習量もどんどん増えていく。疲れる。ピリピリする。今のところまだ平穏無事だが、また秋くらいから増加の兆しが見える。仕事は本当に好きで、一時期仕事が減った時には少しさびしい思いもあった。でも、この半年は、とても幸せ感にあふれた時期だった。学生時代以来緊張し続けてきたことが解けて、大変安らかな時間が流れ、これからは自分自身を充実させるために、絵を見たり音楽会にも足繁く通って楽しもうと思っていたけれど、どうやらもう少し働かされそうな気がする。せっかく遺影を撮ったのに、お休みはまだ先のことになりそうで、半分がっかり、半分うれしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿