2012年7月7日土曜日

お逢いできませんね。

たいてい雨が降ってしまって逢えない彦星と織姫。逢えなければ逢えないほど思いはつのるかもしれないけど、あまり長く逢えないと忘却のかなたに・・・なんてことになってしまわないか。お空の時間はやはりゆっくりと進むから、ほんのひと月会えないくらいの感覚なのかもしれないけれど、この季節に七夕伝説と言うのは皮肉なものだ。なにもこんなに毎日雨が続く季節にしなくてもと思う。2人をなんとか逢わせてあげたいものだ・・・なんて。さて、今日は東響の練習場に英語のレッスンを受けにいった。発音記号を調べちゃんと読んでから行ったのに、ことごとく直された。どうして?なぜなら辞書の発音記号は全部アメリカ英語。今朝のツイッターで「ロメオとジュリエット」か「ロミオとジュリエット」かというつぶやきがあったけれど、イタリア語ならロメオ、アメリカ英語だとロウミオウとなるようだ。なんですっきりとロメオと言わないのかしら。だから「と」を「and」にすると「ロミオとジュリエット」となる。それでもチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」は昔から私たちはロメオと言っていた。よく電車の英語の案内アナウンスで日本語の発音とはかけはなれた駅名を聞く。あれもおかしなもので、日本では日本語の発音で言ってもらいたい。外国に行ったら私たちに合わせて発音してくれる人なんかだれもいないはず。話が前後するけれど、織姫と彦星はお天気さえよければ会えるけれど、ロメオとジュリエットは可哀想に、手違いがあって二人とも死んでしまう。ハッピーエンドより悲恋の方が人の胸を打つ。ハッピーエンドはいいけれど、2人のその後は?中年になってお互い飽き飽きして、うちのローンが終わると離婚なんて、そこらへんにざらにある。悲恋で終わる方が美しいままでいいかもしれない。こんなシニカルなものの見方をするのも長生きしたおかげ。人間アンチエイジングより若死にのお勧めをしたい。彦星、織姫も数年に一度の出会いが長持ちの秘訣?ああ、夢も希望もない。でも、こんな面白い世の中、死んでなるものか。あまたのハッピーエンドの行方を見とどけないと。ウフフ。

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