2012年12月18日火曜日

ケアハウスのクリスマスコンサート

時々訪問コンサートをしている府中のケアハウス。毎回ピアノのSさん、ヴィオラのFUMIKOさんと3人で演奏してきた。辣腕マレージャーはFUMIKOさんの親友Tさん。このケアハウスは玉川上水をどんどん遡って行くと、雑木林や並木のある気持ちの良い環境にあって、建物は広い庭に面して建っている。春は桜、秋は紅葉、冬は雑木林が落葉して陽射しの気持ち良い環境にある。春に行った時には桜がまだ咲いていなくて「桜はまだかいなコンサート」になってしまった。今回は「紅葉は済んじゃったコンサート」又は「落葉コンサート」しかし、落葉はいかにも身に沁みるので、「済んじゃった」または「正月待ち」とでもしておこう。いつもお世話になっている3人にささやかなクリスマスプレゼンを持って出かけた。他の人たちからもプレゼントを戴いた。傑作なのは「ねこまた焼酎」石鹸で出来た巨大な鯛など。演奏は初めのうちは順調だったのに、途中でケアハウスに住み着いた猫が聴衆に交じって聞き耳をたてはじめたころから気が散っておかしくなり、「ケーゲルシュタットトリオ」は時々迷子になってしまった。そこは長年この仕事やっている古狸だから、うやむやのうちに又わからないように戻ったり、すまし顔で何事もなかったように終わったけれど冷や汗タラリ。白い大きな猫は今年の春に、このケアハウスに迷いこんできたらしい。まったく猫って一番居心地のいい場所を見つける天才なんだわ。私は昨日の練習までは多少疲れが溜まっていたものの、さほど調子は悪くなかったのに、夜に入ってから咳がひどくなってしまった。今朝ケアハウスに行く前に行きつけの耳鼻科で診てもらって薬の処方箋をもらった。なんだかやたらに眠い。時々風邪をひくのは体の調整だそうだから悪いことではないらしい。今年のコンサートはあと1回、小田原のロンドンアンサンブルのコンサートを残すのみ。ほんの数年前まではこの先連日休む間もなく、大晦日の11時45分まで働いていたなんて、なんだか遠い昔の事のような気がする。

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