2012年12月14日金曜日

うちはボロボロ

築15年経過。私の家はろくに手入れも掃除もされない可哀想なうちで、駐車場の柱が破けている。破けるとはいったいどんな状態かと言うと、配管と建物の柱が一緒になっていて、その管を見苦しいので隠すように板で囲い、その上から塗料が吹きつけられている。その板が破けてみるまではわからなかったが、安っぽいベニヤみたいな薄い板。そこに白い塗料が盛り上がっていて、すごく頑丈そうに見えたのに、どこかの悪がきが蹴飛ばしたら、あっけなくひびが入ってしまった。ひびは日々拡大して(座布団ください)剥がれ落ち、中の配管が丸見え。ここを建てた工務店に連絡しても電話に誰も出ない。会社に行ってみると薄暗くひと気が無い。帰ろうと思ったら中から社長がフラッと出てきた。話をすると今奥さんが大変な状態で毎日病院通いとのこと。でも、会社なら従業員がいて電話の応対くらい出来そうなものといぶかしく思ったが、気の毒なので話だけして帰った。直しに行きますよと言うので待っていたら、ひと月たっても音沙汰がない。もう一度会社に行くとすっかり電気も消えている。周りに尋ねるともう営業していないとの事だった。なんで、そう言わないのだろうか。魂の抜けたような社長の顔を思い浮かべた。倒産?仕方がないから別の会社に連絡。見積もりにやってきたのにそれからまたひと月連絡がない。ま、いいか。家がぼろなのは平気だから。お隣やお向かいはほんのちょっとしたことでも工務店の人が来て、いつもピカピカ。それに引き替え我が家は可哀想。いつかきれいにしてあげるからね。でも野良猫が今駐車場に住み着いているから、工事をするとおびえてしまう。春になるまで待ってもいいかな。他にも野良猫用のヒーターを使うためのコンセントの設置とか、物置の取り替え、外壁の防水など頼んであるのに、一向に音沙汰なし。師走にこんな半端仕事はできないと放り投げられているに違いない。お正月も汚いままで迎えるのか。柱の破けた家にバンパーのグニャリと潰れた車。汚い物置。野良猫の餌の残りに、落ち葉の吹き溜まり。しかし、なんか落ち着くなあ、こういうのって。

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