2012年12月16日日曜日

クラシックパーティー

音楽教室「ルフォスタ」が数か月に一度開催するのが、サロンで演奏するミニコンサート。参加は内外自由で教室の生徒に限らず参加できる。外部からネットで申し込むことも出来る。会費も安い。パーティーと言うから飲み物やお菓子も用意されている。今日は中井の「パパゲーノ」が会場になった。みな上手い下手も、老いも若きも区別なく、自分の弾きたい曲を持ち寄って弾く。いきなりその場で伴奏をつけてもらえる。前もって伴奏合わせをしたい人は、申し込めば合わせてもらえる。だから発表会の前は度胸試しともなるし、一度の本番は練習の何倍もの勉強になるので、私は曲が出来上がっていようといまいと、生徒に出てもらいたいと思っている。そこでボロボロになってしまうと、どれほど練習が不足しているかがよくわかる。一度や二度上手く弾けても本番に上手くいくと言うことはほとんど絶望的。かなりの頻度で良く弾けても、まだまだ。練習120%くらいの出来でも、本番は90%くらいと思った方がいい。たまに、ほんとに稀に、練習の時にできなかったことが出来たりすることがあるが、それは何かの間違いと思った方がいい。練習量は必ず本番で露見する。私なぞはどれだけつかえずに弾けようと、心配でたまらない。繰返し繰返し何回でも弾いて弾いて弾きまくって、ようやく本番に臨む頃には疲れ切ってしまう。今日は私の元の生徒や、教室の生徒、自宅の方で教えている生徒が参加してくれた。それぞれ頑張って弾いたので、今年の良い締めくくりとなった。弦楽アンサンブルのメンバーも来ていて、なにやらいつの間に「来年の新年会は先生の家ですることになりました」だと。なにい、勝手に決めるな、家主に無断で。でも久々に我が家で飲み食いしながら楽器を弾き、合奏を楽しむ、ミニクラシックパーティーが実現するのか。実はクラシックパーティーは我が家のこのどんちゃん騒ぎが端緒なのだ。教室のほうは飲みながら弾いたりしないし、初見で弾いたりもしない。うちのはハチャメチャで、酔っぱらっていようと初見でどんどん合奏させる。今音大生の元生徒は、あれで楽譜を読むのが早くなったと言ってくれる。それに音楽、合奏の楽しさを覚えたと言う。音楽の喜びはこんなところから入っていけばいい。

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