2013年9月10日火曜日

スポーツの世界

8日早朝7年後のオリンピック会場が東京に決定したとニュースで騒いでいた。スポーツというのはどうやら大層儲かる物らしい。柔道があれほど不祥事続きにもかかわらず、上層部は一向にやめる気配もない。名前だけやめてもどうせどこかでしがみついて利権を離さないと思うので、私たち部外者から見たら魑魅魍魎の巣に見える。フェアプレイの精神なんてどこ吹く風。いかにも頭の鈍そうな巨大な男達が「皆なにさわいでるの?」と言わんばかりの表情でどかんと座って一応頭は下げているが、内心は見え見えで、のど元過ぎるのをじっと待っている風情。暴力を愛の鞭なんてとんでもない考え違い。ましてセクハラなんて言語道断。いまだにスポーツの世界ではそんなことがまかり通っているらしい。最近音楽学校でもセクハラ問題があって、音大側はぴりぴりしているそうだ。私などはしょっちゅう生徒の手をむんずとつかんで「ほらこうなるのよ。わかった?」なんてやっている。肘の位置や楽器の構え方などを教えるのには、どうしても相手の手を持ったりする。声楽の呼吸法もお腹に触れたりする。これも最近はどうやらセクハラと言われるらしい。困ったこと。スポーツの世界は体を使うから、なおさらそんな機会があるに違いない。それでも本当に熱心さのあまり体に触れるのか、下心で触れるのかは触られた本人にはよくわかる。それでも上手くなりたいし選手にも選ばれたいとなったら、拒否するとチャンスがなくなるのではないかと我慢するのだろう。それに付け込む卑怯者がいるのが許せない。国もマスコミもスポーツにはお金も話題も惜しまないのに、世界のオーケストラの頂点のベルリンフィルのコンサートマスターが若き日本人であることには無関心なのが解せない。これは例えばイチロー選手がすごいと言われるよりももっとすごいことなのに。クラシック音楽ってマイナーなんだなあ。

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