2013年9月14日土曜日

ノラ猫の冬支度

うちのノラ猫「チャア」がこの頃姿を現さない。朝晩置く餌は消えているから誰かしら食べているようだけど、時々会うのは三毛猫の「ミッケ」だけ。うまくタイミングが合えばチャアも餌にありつけるけど、そうでないとミッケや他の猫に横取りされてしまう。チャアは去年からうちの駐車場に居着いて一冬過ごした。物置の戸を猫の幅だけ開けて、中に電気ヒーター入りのベッドをこしらえてあげた。それでも寒風が容赦なく吹き込むのと、近所のいたずら小僧が覗いたり脅したりするので、数日近寄れなかったりして苦労していたようだ。やっと春になって伸び伸びと外で暮らして居たのが又冬が近づいてきた。一昨年まで住み着いていた他のノラのために作った犬小屋を掃除して、今年はこちらに住むようにしてあげようと思っている。ノラは姿を消してしまったので、のたれ死にしたか新しい天地を求めて旅に出たのかはわからない。いちいち感傷的にならないようにしているけれど、未だにどうしているかと心配している。物置の陰においてあったノラのための犬小屋は上をビニールで覆ってしまったので、それを外してこれからベッドをいれて、すきま風が入らないように工夫したい。物置と違って雨が直接当たるので、電気ヒーターを入れる工夫もしなければならない。できればこんな苦労しないで家の中に入れたいのだが、ノラ生活が長くなったチャアは人の怖さを知ってしまって、私の手からほんの数㎝にまで近寄るようになっていたのに、なにかのきっかけで又近づいてこなくなった。だれかにいじめられたのかもしれない。人間不信は治らない。捨てられたかいじめられて家をでたのか、元は飼い猫とわかる。用心深いからノラとしても無事に生きていかれるのだが、もう丸1年も毎日餌をやって話しかけているのに、心開かない。この先どうするのかしら。それでも猫には未来のことを考える脳の仕組みがないそうだから、本ニャンは悲観しないのが救い。私は人間だから心配の種が尽きない。そうなると人間よりも猫のほうが幸せなのかもしれない。






2 件のコメント:

  1. うちも先日リフォームしたばかりの実家で、外に置いておいた本棚の棚に猫が寝ていてびっくり。写真撮っていたら、どこかに行ってしまった。なんかちょっと悪いことしちゃったかな。でもほとんど無人のうちなんでケアできないし。元気にまた来てくれるといいんですが。

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  2. 猫は居心地の良い場所をしっているから、きっとすごく安らかに寝ていたのでしょう。ほとんど無人なんて絶好の隠れ家ですね。トルコは猫の天国で、数メートルおきに猫が寝ていて、それを通りすがりのヒゲの大男がなでて行くのを目撃、それも何人も。トルコ人はやさしい!

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