2013年9月7日土曜日

なにをしなくていいか・・・ということ。

酷暑もようやく秋の気配に変わってきた。今朝は久しぶりの散歩に出かけた。毎年散歩の距離が少なくなる。一昨年までは歩かなくてはいけないからと必死に歩いていたけれど、お陰で毎日疲れてしまって体を壊すところだった。無責任に健康のために1万歩歩かないといけないとか、何時頃からベッドに入って何時間以上眠れとか言うけれど、そんなものをまともにきいているとロクな事にならない。人は様々、個人差がすごくあることを考えて欲しい。私の知人が毎日一万歩歩いていた。少しふっくらして朗らかだったひとが、痩せてきて肌荒れが目立ってきた。根がものすごく真面目で一度決めたことはきっちりやる人だったから、健康にいいと信じて決してさぼらなかった。結果、体調を崩し引きこもりになってしまった。ご高説をたれた偉い先生がた、彼女を治していただきたい。なにも1万歩歩かなくても、人はふつうに家事をこなしていれば相当の運動はしていると思う。私のようにいい加減なら疲れてしまえばすぐにやめる。私は家事も超手抜きなので運動は足りていないが、ヴァイオリンを弾いて健康を保っている。歩くのを減らしたら膝の痛みも治った。人間が1番必要なのは心地よく暮らせることだと思う。ねばならない、しては駄目、などという台詞はあまり使いたくない。人にとって絶対に必要なのは呼吸をする、食べる、排泄する、愛する、考える、感じることだけ。あとは文化的な生活のために最小限の設備があればいい。そう考えると、なんと人類は余計な事をやっているのだろうか。余計な事をするあまり、戦争が起きたり、人を殺したり、ねたみや怒りが生じる。宗教も平和のためのものなのに、宗派が違うといって争う。人に押しつけないで自分が信じていればいいものを。猫を見てごらんなさい。必要以上の事は決してしないから。風が涼しくなってきて、ノラ猫のための心配が始まる。これも必要以上に猫の気持ちを忖度するから。猫はこちらが心配するよりもずっとたくましい。



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