2013年9月24日火曜日

青森県民文化祭

昨日はNPO法人「音楽ネット青森」主宰による秋田県民文化祭のオープニングでミュージカルが上演された。
ミュージカル「岬のクフィ」は成田英明作、松下功作曲
指揮は作曲者の松下功氏。
背景の転換は映像のみの簡素な舞台だが、物語のわかり易さ、曲の美しさで成功している。楽譜が送られてきたとき、ちょっとややこしい音の動きが所々にあるので少々手こずったけれど、これは松下氏がそれぞれの楽器に難所を作ったのだという。全体としては響きとメロディーの美しい、よくまとまった感のある作品だと思う。一曲ずつ豊かな個性があって、リズムの面白さも心地よい。市民参加型のコンサートなので、本当なら地元の人達のみで構成したいところなのに、ヴァイオリンの先生が一人しかいないそうで、私たちが助っ人に行く前の練習はヴァイオリン1本でやっていたそうなのだ。年配者の多い登場人物が、練習ではあまりにものんびりしているので心配したけれど、本番になったらさすがにしゃんとして、非常に上手くいったと思う。朝、声が出なかった歌い手も午後には調整がきいて、それぞれ中々のできばえだった。よかった!
思いもかけず古い知り合いや、そのお弟子さんたちにも会えて、楽しい2日間を過ごした。打ち上げは失礼して、3人の人達と新青森駅でビールを飲んでお寿司をつまんだ。思っているより疲れていたらしく、ビールが回って新幹線の中では読んでいた本がパタリと落ち、しばらく眠ってしまった。もう少し滞在したかった。東北の人達は優しい。いつもぎすぎすしている自分と比べて穏やかで我慢強い。冬は厳しいかも知れないが、今頃は本当に気持ちが良い澄んだ空気を吸ってリフレッシュしてきた。



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